ライブ配信アプリやサイトでゲーム配信を収益化することができたら、楽しく稼ぐことができます。
しかし、収益化には細かく厳しい条件がついている場合が多く、すぐになれるものでもないのも事実。
スムーズに収益化を目指すのであれば、ポイントを押さえて活動していくことが大切です。
ということで今回は、ゲーム配信の収益化をして稼いでいくための方法について紹介します。
数々の配信サイトで配信を行ってきた私が、ゲーム配信で稼ぐためのノウハウについてピックアップしました。
おすすめの配信サービスなどについても触れていくので、チェックしてみてください。
この記事をチェックすれば、初心者でも気軽に収益化に挑戦できます。
目次
ゲーム配信の収益化で稼ぐ主な方法
ゲーム配信を収益化して稼ぐためには、いくつか方法があります。
以下に主なやり方をまとめているので、チェックしてみてください。
再生回数に応じて報酬をもらう
ゲーム配信は視聴数が増えることで、報酬が増えていく仕様になっている媒体も多いです。
また、リアルタイムの配信ではなくても、例えば配信の動画をアーカイブとして残していれば、その動画がたくさん再生されれば報酬も増えていくシステムの媒体もあります。
動画の再生回数が多ければ人気の動画と判断されるので、報酬面でもより優遇されるのです。
動画の再生数を増やすのは簡単なことではありませんが、地道に継続していけば固定ファンは増えていくでしょう。
再生回数に応じて収益が増える仕組みを導入している媒体は様々ありますが、主に例として「YouTubeパートナープログラム」やニコニコの「クリエイター奨励プログラム」など。
1再生あたりの単価が定められているので、見られる回数が多くなればなるほど、報酬は大きくなります。
また、規定となっている再生数をクリアすることでもボーナスをもらえることも多いです。
再生回数による報酬は、ゲーム配信者にとっての収入の要となっています。
告知や宣伝などをしっかりと行って、再生回数や訪問者を増やす工夫をすることが大切です。
実況動画に広告を貼る
実況動画をアップしたり、ゲーム配信をしたりする場合は、広告を貼ることでさらなる報酬アップを狙うことができます。
広告をつけると、広告主からの広告料がもらえるので、より確実に報酬を得られるのです。
とはいえ、誰でも広告を打てるわけではありません。
基本的に広告を打つためには、規定の数以上のチャンネル登録者がいる配信者や、一定の再生数を維持しているチャンネルでなければなりません。
一気に報酬額が増える広告の導入ですが、まずはチャンネルを成長させ、ある程度固定のファンがつくようにしていくことが大切なのです。
そのためすぐに報酬に換えることはできませんが、長期的に見れば大きな収入源となる可能性もあります。
実況動画の広告収入は媒体などにもよりますが、1再生あたり0.3円ほどです。
仮に100万回の再生があれば、30万円の広告収入というわけです。
100万再生は簡単なことではありませんが、宣伝などをして地道に増やしていくと良いでしょう。
また、チャンネル自体の人気が高まれば、広告収入の再生回数ごとの単価も上がる場合があります。
人気の配信者になればなるほど、もらえる額が上がってそれだけで生活できるようになることも。夢のあるコンテンツです。
視聴者からの投げ銭をもらう
ライブ配信でゲーム実況をする場合、視聴者からの投げ銭が主な収入源となります。
ライブ配信の魅力といえば、ライバーとリスナーでリアルタイムのコミュニケーションが取れるということ。
いかにリスナーを楽しませることができるかということが、ライブ配信で収入を得るためのポイントとなります。
単にゲームが上手いだけでは報酬にはつながらないのが、ゲーム配信の難しいところ。
ゲームの解説などであれば、ゲーム実況動画の方が需要はあります。
ゲーム配信では、リアクションを大きくするなどして、見ているリスナーを楽しませることが人気配信者になるためのポイントです。
リアルタイムでリスナーとコミュニケーションが取れるライブ配信では、ライバーの人となりが伝わりやすいのがメリットでもあります。
そのため、リスナーを満足させることができれば、固定のリスナーも増加しやすいもの。
固定のファンがついてくれば、配信における投げ銭も増えやすくなり、その分収入につながります。
ゲーム実況配信でも、配信者の性格やキャラクターによってジャンルが異なります。
淡々と攻略方法を説明する人もいれば、そこまで技術はなくてもリアクション重視でリスナーを楽しませる事を意識している人も。
無理にキャラクターを設定すると大変なので、まずは自分がやりやすいスタイルで継続していきましょう。
企業からの案件動画を作成する
ゲーム実況配信者として人気が出てくると、企業からも注目されやすくなります。
配信のプラットフォームによっては人気の配信者を優遇して上位に表示する仕組みになっているところも。
人気が出てきて注目されやすくなると、広告を出したいと考えている企業の目にも止まりやすくなるのです。
企業の広告は再生数やチャンネル登録者に応じて報酬をもらえるものではなく、契約をすればその場で報酬が確約されます。
ゲーム配信によって安定的に稼いでいきたいのであれば、広告収入を目指していきましょう。
広告は様々な種類がありますが、基本的に広告主は、自社の製品を効果的に宣伝してくれそうなチャンネルを選びます。
そのため、ゲームジャンルなどはあらかじめしっかりと定めておいた方が、広告案件はとりやすいです。
ゲーム配信を収益化する上で気をつけるべきこと
ゲーム配信で収益化するのは、軌道に乗ればさほど大変な事ではありません。
しかし収益化を目指す段階では注意しなければならないことも。
以下に注意点をまとめているので、チェックしてみてください。
収益化できるゲームの規定がある
ゲーム配信なのですから、自分の好きなゲームを実況したいと考える人も多いでしょう。
しかしここで一つ注意しなければならないことがあります。
収益化できるゲームには決まりがあるということ。
どんなゲームでも収益化を目的にゲーム実況できるわけではないのです。
収益化ができないゲームでゲーム配信をしても、ゲーム会社が許可していなければ、再生数や投げ銭をもらったとしても収益にできません。
ゲーム配信初心者はこの点を盲点にしている人が多く、収益につながらないと感じて離れてしまうことも。
せっかくの挑戦を無駄なものにしないためにも、収益化できるゲームなのかということは、あらかじめきちんと確認しておきましょう。
収益化できるかできないゲームは、それぞれに規定があります。
主に暴力的なシーンがあるゲームなどは収益化できないことが多いです。
また、ゲーム実況動画を作る場合には、採用するBGMにも注意が必要。
フリー音源であっても、収益化に関しては細かい規定が設定されていることもあるので、ダウンロード前に注意書きを確認しておきましょう。
収益化できるゲームを探す際に気をつけなければならないのは、主に著作権です。
著作権は法律で規定されているものなので、許可がないものを知らずに使ってしまうと違法となり、訴えられることも。
シビアな点なので、きちんと理解しておくことが大切です。
収益化が無効になることもある
ゲームの収益化ができたとしても、諸事情によって収益化が無効になってしまうことがあります。
無効になるかどうかはゲーム配信を行っているプラットフォームの運営規定によりますが、せっかく頑張って収益化したものが無駄にならないように、プラットフォームの規約を把握しておくことが大切です。
盗作されたゲームであったり、公序良俗に反する配信であった場合、運営側のチェックによって収益が無効になってしまうことがあります。
過激な発言や他者を誹謗中傷するような内容もNGとなりやすいです。
特にバトル系のゲームではついつい過激な発言をしてしまう人も多いでしょうが、ライブ配信においては生の声が反映されてしまうこともありますから、気をつけなければなりません。
また、他者が上げた動画をコピーして自身の動画として発表するのもれっきとした盗作です。
著作権の違反に当たるので、絶対にやってはいけません。
これらの行為が発覚した場合には、アカウント停止処分などを受ける場合があるので、要注意です。
ゲーム配信をするのであれば正しいルールを把握して、他者に迷惑をかけないような配信を心がければ、さほど心配することはありません。
収益化のルールが変わることもある
収益化をする際のルールは、利用するプラットフォームによります。
そして、注意しなければならないのは、収益化のルールは変わる、ということです。
プラットフォームによって定められているルールというのは、あくまでも暫定的なもの。
利用者の状況やプラットフォームが置かれる状況によって、定期的に見直されるものです。
YouTubeを例にとってみましょう。
現在では収益化をするためには1000人以上のチャンネル登録者がいることが条件となっています。
しかしこれも近年新たに定められたルールであり、もともとは登録者数の決まりはありませんでした。
収益化の条件が変わるのには、その時々の情勢を考えてという部分が大きいです。
あとは、運営側が管理しやすかったり、運営しやすかったりするような条件に変わっていくこともあります。
いわば、プラットフォームのさじ加減で収益化の条件は変わっていきます。
「前まではOKだったのに」と思っていても、その時の条件に当てはまらなければ収益化はできないのです。
後悔しないためにも、利用するプラットフォームの方針や決まりなどに関しては、随時チェックしておくようにしましょう。
ゲーム配信で収益化するためのおすすめ媒体
YouTube
YouTubeは、最も有名な動画投稿サイトの一つです。
動画投稿だけではなく配信も可能で、動画投稿と併用しながら利用している活動者が多くいます。
YouTubeは広告をつけることによって収益化することが可能ですが、収益化には条件があります。
YouTubeで稼いでいくためには、まずチャンネル登録者を増やさなければなりません。
必要な条件としては以下の2つ。
- チャンネル登録者:1000人以上
- 直近12ヶ月以内の総再生時間:4000時間以上
いずれも初心者には高いハードルですが、SNSなどを利用して登録者をコツコツ増やしていくとが大切です。
ただ、チャンネル登録者だけ増えても、コンテンツの需要が少ないと収益化の審査に通らないので、気をつけましょう。
また、条件を満たしたからといって収益化できるというわけではない、というのが難しいポイントでもあります。
条件を満たして初めて収益化の申請ができますが、そこで合格しないことには収益化できないのです。
非常に厳しい条件ではありますが、国内でもトップクラスの動画・配信サイトでもありますから、積極的にチャレンジしてみましょう。
ニコニコ動画
歌ってみたなどでヒットしたニコニコ動画でも、ゲーム配信が可能です。
ニコニコ動画には「クリエイター奨励プログラム」というものがあり、収益化することでプレミアム会員などの有料会員を支援する意図があります。
こちらは主に動画投稿によって収益を得るシステムです。
利用にはプレミア会員になる必要があり、対応しているサービスに動画を投稿します。
さらにコンテンツツリーを作成す必要があるので、忘れずに行いましょう。
ニコニコ動画はYouTubeのように、収益化に当たって達成すべき明確な数値の基準はありません。
登録者数や再生回数、コメント数などによって総合的にスコアが算出され、そのスコアが収益化の基準を満たしていれば、収益化が可能となります。
数字による制限がない分、登録したての人でも収益化のチャンスが得られるのが大きなメリットです。
初心者だけど収益化を目指していきたいという人は、まずニコニコ動画で投稿を始めて、軌道に乗ったら他媒体も見据えてみる、というのが良いでしょう。
Twitch
Twitchは、Amazonが主体となって運営されているゲーム配信サイトです。
「アフィリエイトプログラム」と「Twitchパートナープログラム」と言う2種類の収益化方法から選択できます。
Twitchパートナープログラムはオプションが豊富で収益率も非常に高いですが、条件が非常に厳しいので、申請に受かる可能性は低めです。
ゲーム実況初心者では非常に厳しいので、まずはアフィリエイトプログラムから始めてみましょう。
アフィリエイトプログラムに参加するためには、以下のような条件を満たす必要があります。
- 過去30日間の累計配信時間:500分以上
- 過去30日間の平均同時視聴者数:3人以上
- 過去30日間のユニーク配信日数:7日以上
- フォロワー数:50人以上
アフィリエイトプログラムでは、30日間単位に絞っての計算となります。
YouTubeなどと比べると、そこまで厳しい条件ではありません。
継続的に時間を固定して配信を続けていれば、達成するまでにさほど時間はかからないでしょう。
上記の条件を満たすと、自動的に運営側からアフィリエイトプログラムへの招待案内が届きます。
希望する場合は指示に沿って申請を行いましょう。
ツイキャス
ツイキャスは、Twitterが運営しているライブ配信サービスです。
アプリもあり、配信も市長も非常にやりやすいのが魅力の一つ。
ツイキャスで収益化をするためには、リスナーからもらう「お団子」などのアイテムが重要。
もらったアイテムはスコアとして換算され、もらったアイテムの数によって収益が変わってきます。
ただ、このアイテムをスコアにするためには、一定の条件を満たさなければなりません。
ツイキャスのスコアを有効にするための条件は、以下の3つです。
- 直近3ヶ月間の累計視聴時間:100時間以上
- YouTubeチャンネルの登録者数:100人以上
- Twitterのフォロワー数:3000人以上
Twitterと連携するサービスなので、Twitterのフォロワー数は条件の一つとなります。
また、YouTubeのチャンネル登録者も収益化のための条件となっているので、注意してください。
ただ、ツイキャスの場合は、上記の条件をすべて満たさなければならないわけではありません。
いずれか1つ満たしていればアイテムのスコア化は可能なので、さほどハードルは高くないのです。
Twitterで主に活動しているという人はフォロワー数を増やしていけば良いですし、すでにYouTubeで活動している人は、そちらの活動に注力しても良いでしょう。
自分のやりやすい方法で、収益化を目指してください。
OPENREC
OPENRECは他の配信サービスとは異なり、ゲーム配信に特化したライブ配信サービスです。
ゲーム実況配信などのライバーが多く、初心者でも始めやすいのがメリットでもあります。
日本向けのサービスなので日本の利用者が多く、使いやすいのも魅力です。
「OPENREC Creators Program」という収益化サービスに参加することで、広告収入や投げ銭機能を利用できるようになります。
OPENREC Creators Programに参加するためには、以下の条件を満たしましょう。
- 日本国内に居住、日本の口座を持っている
- 18歳以上、または親権者または法定代理人が同意済の18歳未満の人
- OPENREC.tvの配信権限がある
- OPENREC.tvのプレミアム会員に所属している
OPENRECでは、実際にサービスに加入するだけではなく、プレミム会員になる必要があります。
また、日本向けのサービスなので、日本国内に在住していて、日本語でのやりとりが可能であることも重要な条件です。
上記の条件を満たすことで申請が可能となります。
この申請に通れば、晴れてOPENRECを収益化して利用できるのです。
ただ、条件にもあるOPENREC.tvのプレミアム会員は有料となっています。
ゲーム配信を始めたての頃は、有料会員の支払いの方が大きくなってしまうことも多いので、あらかじめ頭に入れていきましょう。
ミルダム
ミルダムも、OPENRECを中心としたゲーム主体の配信サービスです。
「高画質・低遅延」での配信ができるのが大きなポイントで、ライバー側もリスナー側も負担はほとんどありません。
TwitterやLINE、Facebookと連動することでスムーズにアカウントが作成できるので、手続きも楽。
登録後はすぐに利用開始できます。
さらに、1時間の配信をするだけで報酬がもらえるのも特徴の一つ。
最初は稼げずに損ばかりしてしまいがちな初心者でも安心して使うことができます。
ミルダムも、もらった投げ銭ギフトを収益にすることが可能です。
収益化するためには、ランクと呼ばれる制度に加入する必要があります。
そしてランク加入には、以下のような条件があります。
- 視聴時間:900分以上
- 配信時間:300分以上
- 配信日数:7日
ミルダムで収益化するための条件は、視聴時間や配信時間や配信日数のみなので、比較的ハードルは低めです。
初心者は条件をクリアするのに時間はかかってしまいますが、継続して利用していけば収益化は可能です。
また、ミルダムには配信者ランクというものが設けられています。
最大で1日4時間分までが対象となり、15分ごとにスコアが計算されていくシステムです。
配信者ランクが上がってくると、得られる時間単位の報酬も変わってきます。
ギフトの送付やチャット、フォローやフォロワーの獲得や配信時間などでランクが上がっていくので、日頃からこまめにチェックして、スムーズなランクアップを目指しましょう。
また、ミルダムには公認配信者という制度があります。公認配信者は運営側と直接契約を結んで配信活動をしていく配信者のこと。
公認配信者専用のマークが配布されるので、より注目を集めやすくなります。
注目されやすくなれば視聴者数も増えていき、ファンも増えやすくなるのが大きなメリット。
初心者から人気配信者を目指すのであれば、公認配信者を目指してみるのも良いでしょう。
ゲーム配信で成功するコツ
ゲーム配信で収入を得て、ゆくゆくは配信で生活していきたい!という夢をもつ人も多いのではないでしょうか。
好きなことを仕事にできるというのは嬉しいものですし、モチベーションも保ちやすいもの。
しかし、ただ配信をしているだけでは成功するのは難しいでしょう。
ゲーム配信を成功させるためには、いくつかポイントがあります。
一つのゲームに特化する
ゲーム配信をするとなれば、あれもこれも楽しみながら配信をしたい!という人も多いでしょう。
特にゲーム好きで様々なゲームをプレイすることに至福を感じる人は、たくさんのゲーム配信に興味がある人も多いもの。
しかし、収益を得ることを目的に配信をするのであれば、投げ銭をしてくれる人や閲覧してくれる人を楽しませる努力をしなければなりません。
配信を見に来る人は、同じゲームのプレイヤーであるか、そのゲームに興味があるか、という人が大半です。
その人たちを楽しませるためには、やはり同じゲームの配信を続けることで支持してもらいやすくなります。
例えば、仮に毎日違うゲームの配信をしていたとしましょう。
初日に配信していたゲームのプレイヤーは、翌日ライバーが違うゲームをプレイしていると、あれ?と思うはずです。
「今日はどんなプレイが見れるのだろう」と楽しみにしていたリスナーの興味をそぐことになってしまいます。
配信者自体に知名度があり、ゲームよりも配信者との交流を楽しみたいというリスナーがたくさんいれば話は別。
しかし、ゲーム配信を始めたての段階ではそのようなリスナーがつくのは稀です。
多くはゲーム自体に興味があって見に来ているので、同じゲームの配信を継続しましょう。
また、あれこれ違うゲームの配信を同じチャンネルで行うと、チャンネル自体のジャンルも曖昧になってしまいます。
ただの趣味チャンネルになってしまうと、どうしてもリスナーはつきにくいものます。
ゲーム選びに力を入れる
ゲーム配信を始めるのであれば、選ぶゲームも重要です。
もっともおすすめなのは、「新作」かつ「話題作」です。新作であれば他の配信者ともスタート時期が一緒なので、新規も参入して勝負ができます。
また、話題作であれば注目度も高いので、人気が出やすいのがポイントです。
では、逆にNGなゲームはあるのでしょうか。
例えばロングヒットのゲームを選べばいいと思われがちですが、古いゲームはすでに多くのユーザーがゲーム配信をしているため、余程有名な配信者でない限り新規勢は参入しにくいです。
同じゲーム配信をしている人の中に有名な配信者がいれば、おすすめ表示などもそちらが優先されるため、注目してもらえる可能性は低くなります。
また、すでに多くのリスナーがそちらの配信者についていることもあり、参入は難しいでしょう。
話題性のあるゲームを選ぶという考えは悪くないのですが、人気配信者の影にかすまないように別の方面から責める必要があります。
かといって、誰も知らないようなマイナーなゲームがいいかというと、そういうわけでもありません。
マイナーすぎるゲームは、そもそもやっている人が少ないため、検索される確率も低いです。
ライバルが少ない分検索されればリスナーをうまく誘導することはできますが、数は少ないでしょうから、あまりおすすめはできません。
サムネイルをわかりやすいものにする
ゲーム配信やゲーム実況動画を作る際にもっとも重視すべきが、サムネイルです。
サムネイルとはつまり、雑誌や書籍でいうところの「表紙」。
「パケ買い」という言葉もあるように、配信外枠の見た目も非常に重要なのです。
リスナーがゲーム配信を探す際に検索をかけると、サムネイルがズラッと出てきます。
これは多少の差こそあれど、だいたいどこのプラットフォームでも同じです。
そして出てきたサムネイルを見ながら、リスナーは「面白そう!」と思った配信ルームに入ります。
つまり、このサムネイル一覧において、すでにリスナー獲得の戦いは始まっているのです。
リスナーに興味を持ってもらうことができなければ、どんなに面白い配信をしていたとしても、注目されることはありません。
そしてリスナーの訪問が少なければ、収益化からはさらに遠ざかってしまうのです。
サムネイルは、ビジュアルを意識することは大切です。
ゲームやチャンネルに関連したサムネイルを意識すると良いでしょう。
また、どんなプレイをしているのかということも具体的に記しておくことが大切。
画像と文字をバランスよく入れて、見やすく理解しやすいサムネイルを作りましょう。
配信の時間を固定する
配信者としてゲーム配信でしっかり収益を得たいのであれば、毎回できるだけ同じ時間に配信を行いましょう。
時間を固定することで、「この時間に配信をしている人」とリスナーが認識しやすくなります。
配信の時間がいつも決まっていれば、リスナーは「今日もあの人の配信はこの時間だなきっと…」と予測できます。
そうなると予定も立てやすくなり、リスナーも配信に来やすくなるのです。
固定の時間にすることで固定のリスナーを獲得しやすくなりますから、昼なら昼、夜なら夜、というように配信時間を決めましょう。
時間も毎回同じくらいで統一しておくと、リスナーもまた助かるでしょう。
朝やったり夜やったりと時間が定まらないと、リスナーも予定を合わせにくく、次第に来なくなってしまうことも。
些細なことではありますが、配信時間は非常に重要です。
タイトルのつけ方も重要
ゲーム配信をするのであればサムネイルが非常に重要であると紹介しましたが、もっと大切なのがタイトルです。
タイトルでは、どんなゲームをやっているのか、どんな風にプレイしているのかということを、かつ的確に伝えなければなりません。
どんな内容のゲーム配信なのかということがわからないと、リスナーも入室しにくいもの。
特に初めて入る配信ルームとなると、思っていた配信と違う場合、非常にいづらいと感じてしまいます。
そのような部分で大切な初見のリスナーを逃してしまうのは、非常にもったいないです。
理想的なタイトルの条件としては、まず「長文は避ける」こと。
どんな配信をしているのかということを伝えることは大切ですが、長い文章は読む気がしません。それだけでリスナーが離れてしまうことも。
配信内容をできるだけ簡潔に表現して、見やすく表示しましょう。
サムネイルにタイトルを組み込んで、視覚からリスナーの興味を引くのも有効です。
色味も見やすく配慮して、リスナーに面白そうと思ってもらう工夫しましょう。
どんなタイトルにしたら良いのかわからないという場合には、人気配信者のルームを参考にしてみるのも一つのポイントです。
実況に使う機材にも注意する
ゲーム配信はスマホからでもできないことはないですが、より聞きやすく見やすい配信にするためには、機材を使うのがおすすめです。
マイクをつなぐことで音質も上がりますし、ヘッドフォンをすれば自身の声もゲームの音もバランスよく聞こえるようになります。
何よりも自分が歌いやすい環境を整えること。
そしてリスナーにとって聴きやすく視聴しやすい環境を作ることは、リスナー獲得、ひいては収益化の際の重要なポイントです。
では、ゲーム配信で重要になるのが、「マイク」と「キャプチャーボード」。
マイクは音がクリアに聞こえるものを選びましょう。
音が悪いとそれだけでリスナーのストレスになり、マイナス評価にもつながりかねません。
また、コンシューマーゲームの録画に使うキャプチャーボードは、ゲーム機のプレイ画面やスマホ映像などをパソコンに表示させるための道具です。
高画質な状態でゲーム配信ができるので、リスナーも見やすくなります。
近年では、ゲーム配信用に開発されたヘッドフォンなども多数販売されています。
専門性の高い道具であれば手軽に質の高い音質・映像でゲーム配信ができるので、リスナーも定着しやすくなるでしょう。
視聴者が聞き取れるようにしゃべる
ゲーム配信は、ゲームをプレイするだけのコンテンツではありません。
配信をするからにはゲームをしながらトークを展開することも大切です。
ゲームに夢中になりすぎるあまり無言になってしまうと、リスナーはつまらないと感じて離れてしまうので、気をつけましょう。
また、話し方も非常に重要です。
リスナーに向けて配信をするわけですから、リスナーが聴きやすい声色やトーンを心がけることが大切です。
また、何を言っているのかわからない状態だとリスナーも違和感を感じて去ってしまいます。
できる限りハキハキと話すように心がけ、聞き取りやすいかどうかを常に意識してください。
とはいえ、あまり大きな声で話すと近隣住民に迷惑がかかるのではないか、と考える人も多いでしょう。
特に集合住宅では、隣の部屋や上階・下階の人への騒音も気になります。
例えば感度の良いマイクを使えば、声を小さくしてもしっかり拾ってクリアな音声での出力が可能。
また、周りへの影響が気になるのであれば、防音材などを上手く使用して、周りに音が響かない工夫をするのも一つの手段です。
録音専用の防音材なども販売されているので、チェックしてみましょう。
SNSを使って集客する
どんなに面白い配信ができていたとしても、注目されないことには視聴者数は伸びません。
固定のリスナーを作るためにはまず広く自身の配信を知ってもらうことが大切。
そのための手段として、SNSを使ったマーケティングを利用しましょう。
SNSは、不特定多数の人の投稿を見ることができます。
ユーザーが興味のあるワードで検索すれば、その内容を含む投稿が表示されるのです。
できる限り検索されそうなワードを盛り込んだ上で、投稿をしてみましょう。
アナリティクスなどをチェックすれば、意外にも多くの人に閲覧されていることがわかるはずです。
SNSは世界中の人に発信できるので、配信のリスナーを増やしたいという人は積極的に利用していきましょう。
そして、SNSを使って集客をすることで、以下のようなメリットが得られます。
- 始めたばかりでも閲覧数を増やせる
- 拡散されやすい
- 同じような配信仲間と出会える
- 固定のリスナーを得やすい
- 少ない労力で成果が出やすい
SNSの最大の特長として、「拡散力がある」点が挙げられます。
良いと思ったツイートにはいいね昨日やリツイート機能のシェア機能がついているので、投稿へのアクションをしたユーザーからどんどんツイートが広まっていくのです。
まとめ
今回は、ゲーム配信で収益化するためのポイントについて紹介してきました。
ゲーム配信でスムーズに収益化するためのポイントとしては、以下のようなものがあります。
- サムネイルやタイトルを重視する
- 機材も質の良いものを揃える
- 配信時間を固定する
- 一つのゲームに絞って活動する
- SNSうまく利用して拡散する
収益化のためには、条件が必要となります。
価値あるコンテンツを提供しているという実績が必要なので、まずは集客をして注目度を高めなければなりません。
最初は時間がかかってしまうかもしれませんが、上記のポイントを意識して活動を続けて言えば、次第にリスナーもついてきて収益化の条件もクリアできるようになるでしょう。
積極的に配信を行い、収益化を目指していきましょう!