2022/06/07

札幌校より:サンデーボーイズテアトル公演を終えて

皆さんこんにちは。
札幌校のYです。

 

札幌校では5/1(日)にサンデーボーイズの公演が行われました。
何を隠そう私もサンデーボーイズの一員なので演者として感じたことを好き勝手書かせていただきますね。



まずサンデーボーイズについて簡単に紹介させてください。

 

2016年に日曜レッスンの男子で結成されたサンデーボーイズは現在4名で活動している札幌校の演劇ユニットです。
「シュール」な短編作品が多く、今まで3度の単独公演や外部出演などじわじわと活動を広げてきました。

 

と、そんなサンデーボーイズですが、実はこのご時世で約2年ほど活動を抑えざるを得ませんでした。

 

このテアトル公演が再開の第一歩目。

 

そもそも「5/1にやるよ!」と言ったところでサンデーボーイズなどという得体のしれない奴らがやっている公演なんか僕だったら観に行きません。
一人でも多く来てくれることを願いながらとにかく試行錯誤を続けて稽古しました。



蓋を開ければ当日は小学生から大人合わせて30人ほど来ていただき、ゴールデンウィークも始まったばかりなのに本当にありがたいなと思いました。

 

サンデー、テンションが上がりました。
何せ2年ぶりなのですから人前は。
やっぱり人前はいいですよ。普段人見知りの私もここぞとばかりにテンションが上がりましたし。サンデー全員、ゲネプロでは考えられなかったほどの集中力をみせ(それをゲネプロでみせろ)、且つ落ち着きを払い、見せ過ぎない演技で観客を巻き込めていたのではないかと一か月たった今でも思っています。
自画自賛ですいません。

 

本番中はこちらの表情一つにも応えてくれる観客の空気を感じながら楽しく芝居が出来ました。



真面目な話、本当にテアトルでやってよかったなと思っています。
最後のセリフを終え、照明が落ち、エンディングの曲が流れまた照明が点く。
そしてフゥーッと息を吐き、観客を見据えてから深くお辞儀をする。
すると頭の上では大波かのような観客の拍手がなっています。
「そう、これだ。これの為にやっていたんだ。」
今までから考えれば劇場ほど広くないですし、観客だって少ない。
でもこんなに嬉しいんだ、満ち足りてるなと初心のような気持ちを思い出しました。

 

 

この2年間、サンデーの中でお互いの生活環境が大きく変わったこと、もう前のように無茶して稽古が出来ないことなど、頭ではわかっていましたがあぁ、やっぱりそうなんだなと実感せざるを得ないことが多くありました。正直寂しかった。

 

でも、あの拍手がすべてを飲み込みさってくれました!
そうです! ここからまた積み上げていくのです!
少し大人になったサンデーボーイズ。
今の生活で出来ることをやるのです。

 

 

そしてそんなサンデーボーイズを見て「俺もやろう!私もやろう!」と同じ形でなくても後を続いて追い越してくれる後輩たちが出てきてくれればなと思っています。

 

今や札幌校では古株。
まだまだこれから。