赤ちゃんとのお出かけは、保護者にとって待ち遠しいイベントの一つです。
しかし、「いつから外出できるのか」「新生児を外に連れ出して大丈夫なのか」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
新生児期はまだ体力や免疫機能が未発達で、外出には注意が必要な時期でもあります。
この記事では、新生児との外出を控えたほうが良い理由や、安全に外出できるようになる目安、外出デビューに向けた準備のポイントなどを分かりやすく解説します。
新生児はいつから外出できる？
新生児とは、生後28日未満の赤ちゃんのことを指します。この時期の赤ちゃんはまだ体力や免疫機能が十分に発達しておらず、外出には注意が必要です。
一般的に、赤ちゃんのお出かけは「1ヶ月健診後から」とされています。
1ヶ月健診では、体重の増加や全身の発達、健康状態を医師がチェックし、問題がなければ外出を始めても良いと判断されます。
そのため、「1ヶ月健診」が初めてのお出かけとなる家庭も多いです。
新生児や赤ちゃんとのお出かけについて、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
新生児との外出がだめな理由
新生児との外出を控えたほうが良いのは、赤ちゃんの身体がまだ外の環境に対応できるほど成長していないためです。
生後間もない赤ちゃんは体力が未熟で、体温調整が上手にできません。外の気温や風、直射日光といった環境の変化が大きな負担になることもあります。
さらに、免疫機能や抵抗力がまだ十分に発達していないことも大きな理由です。予防接種も打っていないため、人混みや公共の場に出るとウイルスや細菌に感染するリスクが高まります。
また、外出先での授乳やオムツ替えの環境が整っていないと、赤ちゃんにも保護者にもストレスがかかってしまうこともあるでしょう。
そのため、新生児期は無理に外出せず、自宅でゆったりと過ごしながら、赤ちゃんの体調の変化を見守る時期と考えましょう。
まずは外気浴から
外出を始める前の準備としておすすめなのが「外気浴」です。
外気浴は、窓を開けて外の空気を感じさせたり、ベランダや玄関先で短時間過ごしたりして、赤ちゃんを徐々に外の環境に慣らしてあげられます。
最初は1日5分程度から始め、少しずつ時間を延ばしていくと良いでしょう。
外気浴を続けることで、赤ちゃんの体温調整機能や皮膚の抵抗力を育む効果が期待できるため、外出デビューの準備になります。
風が強い日や気温が極端に高い・低い日は避け、風や日光が直接赤ちゃんに当たらないよう注意が必要です。
外気浴は、生後2〜3週間以降に始めると良いでしょう。
【月齢別】赤ちゃんとの外出時間の目安
赤ちゃんの成長に合わせて、外出できる時間や環境も少しずつ変わっていきます。無理のない範囲で、月齢ごとの目安を参考に外出時間を調整しましょう。
生後1ヶ月～
1ヶ月健診を終えて体調が安定したら、短時間の外出が可能になります。最初は5〜10分ほど、日差しの穏やかな時間帯に近所を散歩する程度が目安です。
赤ちゃんの様子を見ながら、体調や気温に合わせて無理をせず、こまめに様子を確認しましょう。
生後2ヶ月～3ヶ月
この時期は赤ちゃんも少しずつ体力がつき、外出時間を30分〜1時間程度まで延ばせます。
午前中など気温が安定している時間帯に、静かな公園や日陰のある場所を選びましょう。
ただし、まだ赤ちゃんの免疫力は低いため、混雑している場所や日光の強い時間帯は避けてください。
生後4ヶ月～5ヶ月
首が座りはじめるこの時期は、赤ちゃんが外の景色を楽しめるようになります。
1時間以上のお散歩や外出もできるようになるため、天気の良い日は木陰のある公園で過ごしたり、近くのショッピングモールで過ごしたりするのも良いでしょう。
お出かけするときは施設の授乳室やベビールームの場所を把握しておくと安心です。
生後6ヶ月以降
生後6ヶ月を過ぎると、免疫力や抵抗力も少しずつ高まり、外出の幅が広がります。
2〜3時間程度の外出も可能になり、動物園や水族館などのレジャー施設、買い物など家族でのお出かけも楽しめるでしょう。また、親子ヨガやベビースイミングなどの習い事も始められる時期です。
ただし、離乳食や授乳のタイミングを考慮し、赤ちゃんの生活リズムを崩さないように注意しましょう。体調の変化には引き続き気を配ることが大切です。
赤ちゃんとのお出かけの服装
赤ちゃんは体温調整が苦手なため、季節や天候に合わせた服装選びが大切です。
春・夏・秋・冬それぞれの季節におすすめの服装を紹介します。
春・秋
春や秋は日によって気温差が大きく、脱ぎ着しやすい服装で体温調整できるようにしておくことが大切です。
短肌着や長肌着の上に、ロンパースやカーディガンなどを重ねると快適に過ごせます。朝夕は冷えることがあるため、風よけに軽めのブランケットやおくるみを持参すると安心です。
外出中はこまめに背中や手足の温度を確認し、汗をかいていないかチェックしましょう。
夏
夏は汗をかきやすく、通気性・吸水性の高い素材の服を選びましょう。綿素材の短肌着やコンビ肌着、または半袖ロンパースが基本です。
直射日光を避けるために、帽子やUVカットケープを活用すると良いでしょう。冷房の効いた室内では冷えやすいため、薄手のカーディガンやブランケットを持ち歩くと安心です。
赤ちゃんは大人よりも体温が高く汗もよくかくため、あせもができないように注意しましょう。
冬
冬は寒さから赤ちゃんを守るため、防寒対策をしっかり行いましょう。肌着の上に厚手のロンパースやカバーオールを重ね、外出時はおくるみやベビーカー用のフットマフがあると便利です。
ただし、室内に入るときは暑くなりすぎないように上着を脱がせ、体温が上がりすぎるのを防ぎましょう。「大人より1枚少ない服装」を意識するのがおすすめです。
赤ちゃんとのお出かけの持ち物リスト
赤ちゃんとお出かけをするときには、さまざまなアイテムが必要です。ここでは、必ず持っていたほうが良いものと、持っていると便利なものに分けて表にまとめました。
【必須アイテム】
| アイテム | 用途 |
|---|---|
| 母子手帳 健康保険証 医療費受給者証 |
外で具合が悪くなったりケガをしたりしたとき、病院で必要です。 |
| オムツ | オムツの枚数は月齢に合わせて調整しましょう。普段替える回数＋2枚程度あると安心です。 |
| おしりふき | ジッパー付きの袋に入れるとかさばらずおすすめです。 |
| ガーゼ・タオル | 赤ちゃんの肌を拭くときに使います。タオルは暑さや寒さ対策にも使えて便利です。 |
| ミルクセット（哺乳瓶、粉ミルク、調乳用のお湯など） | 保温機能のある水筒にお湯を入れ、粉ミルクは1回分で小分けされたスティックタイプが便利です。 |
| 着替え | 上下1〜2セットの着替えを用意しておくと安心です。 |
| ビニール袋 | 使用済みのオムツや汚れた着替えなどを入れて持ち帰ります。 |
| 抱っこひも・ベビーカー | 両手を開けておくために必要です。ベビーカーを使うときも念のため抱っこひもがあると安心です。 |
【おすすめアイテム】
| アイテム | 用途 |
|---|---|
| 授乳ケープ | 外出先で授乳室がないときに便利です。 |
| ウェットティッシュ | 少しの汚れを拭き取るときに便利ですが、おしりふきで代用できる場合は不要です。 |
| おもちゃ | 急に泣き出したり待ち時間が長かったりするときのために、月齢に合わせたおもちゃやお気に入りのおもちゃがあると良いでしょう。 |
| チェアベルト | お座り後の赤ちゃんとお出かけするときは、飲食店などで活用できます。 |
テアトルアカデミーには赤ちゃんの成長を伸ばすレッスンがたくさん
お出かけは赤ちゃんにさまざまな刺激を与え、成長につながる大切な体験です。外に出られるようになると、赤ちゃんの興味や経験の幅も少しずつ広がっていきます。
そうした成長のきっかけとして、テアトルアカデミーのレッスンを取り入れてみるのも良いでしょう。
テアトルアカデミーのベビーコースでは、月齢や発達段階に合わせたレッスンを通して、感受性や集中力を伸ばしていきます。
親子で一緒に楽しめる内容も多く、好奇心やコミュニケーション力を高めることにも効果的です。0歳から通えてレッスンも自由に選べるため、赤ちゃんのペースに合わせて無理なく続けられます。
赤ちゃんにとって初めての経験をいくつも重ねながら、楽しく成長をサポートできることも魅力です。
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新生児とのお出かけはなるべく控えて！デビューの準備期間にしよう
新生児期の赤ちゃんは体力や免疫が未熟なため、1ヶ月健診が終わるまでは外出を控えるのが安心です。
この時期は、赤ちゃんの生活リズムを整えたり、外気浴で少しずつ外の空気に慣れさせたりする準備期間として過ごしましょう。
外出ができるようになったら、親子で新しい体験を楽しむチャンスです。
月齢が進むにつれて習い事もできるようになるため、テアトルアカデミーの多彩なレッスンで赤ちゃんの成長をサポートしてみてはいかがでしょうか。
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