赤ちゃんに「人見知り」があるのは広く知られていますが、「パパ見知り」という現象もあるのをご存じでしょうか。
一緒にいる時間が多いママには安心感を示す一方で、パパに対して泣いたり恥ずかしがったり、避けてしまったりすることを言います。
パパにとっては少しショックかもしれませんが、これは成長過程で見られる自然な姿であり、徐々に克服できるものです。
この記事では、パパ見知りの時期や特徴、赤ちゃんと上手に向き合うための対処法を解説します。
パパ見知りとは？
「パパ見知り」とは、赤ちゃんが成長するなかで見せる「人見知り」の一種として、特にパパに対して強く反応する現象です。
これはパパが嫌われているわけではなく、赤ちゃんが「安心できる存在＝ママ」と「まだ慣れていない存在＝パパ」を区別しはじめたことの表れです。
パパ見知りの赤ちゃんが見せる特徴的な態度は、以下が挙げられます。
- パパが接するとギャン泣きする
- パパを見て恥ずかしそうに顔を隠す
- パパが近付くと避けたり離れたりする
- パパと2人きりになると不安そうにする
- パパが近付くとママにしがみつく
こうした態度は赤ちゃんの成長段階における一時的なもので、徐々に落ち着いていきます。
そのため、パパ見知りは赤ちゃんが健やかに心を育んでいる証と考え、ゆっくり関わりを増やしていきましょう。
パパ見知りはいつからいつまで？
パパ見知りになるのは、生後6ヶ月～1歳半頃にかけての時期が多いと言われています。
これは赤ちゃんが「人見知り」を始める時期と重なり、特にママとの関わりが中心になりがちな家庭では、パパに対して不安や恥ずかしさから拒否反応を示しやすくなります。
この傾向は8ヶ月頃から1歳にかけて強くなり、2〜3歳を迎えるまでには落ち着くことが多いです。
パパ見知りは一時的なものであるため、焦らずに赤ちゃんのペースに合わせて寄り添うことを心がけましょう。
パパ見知りでやってはいけないNG行動
パパ見知りの時期には、赤ちゃんを不安にさせる行動は避け、冷静に向き合うことが大切です。
ここでは、パパ見知りでやってはいけないNG行動を紹介します。
イライラしながら接する
赤ちゃんが泣いてパパを拒否する姿に、イライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、その感情が表情や態度に出てしまうと、赤ちゃんはさらに不安になり、「パパ＝怖い存在」と認識する可能性があります。
赤ちゃんは大人の感情にとても敏感で、緊張や苛立ちをすぐに感じ取ります。
泣かれても「嫌われているわけではない」と理解し、落ち着いた態度で関わるようにしましょう。
大声を出す・動作が大きい
赤ちゃんは大きな声や急な動作に驚きやすく、パパ見知りの時期には特に敏感です。
パパが普段通りの声量で話したり、少し大きな物音を立てたりしただけでも、赤ちゃんにとっては「怖い」と感じ、泣いてしまうことがあります。
声をかけるときは落ち着いたトーンで優しく話しかけ、ゆっくりとした動作を心がけましょう。
安心感のある接し方を意識すれば、赤ちゃんの恐怖心も和らぎやすくなります。
強引にお世話する
「早く慣れてほしい」という気持ちから、無理に抱っこしたりお世話をしようとしたりするのは逆効果です。
赤ちゃんは、強引に触れられると不安感や恐怖心が強まり、「パパに近付きたくない」という気持ちが生まれやすくなります。
赤ちゃんの状態に合わせて、徐々に関わる回数を増やしていきましょう。
パパ見知りの対処法
パパ見知りは一時的で成長するにつれて消えていきます。
しかし、拒否反応が強く出る場合や期間が長い場合は、以下のような接し方を試してみましょう。
赤ちゃんのペースに合わせて接する
パパ見知りを乗り越えるには、赤ちゃんのペースを大切にすることが基本です。
まずは、赤ちゃんの視界に入る場所に座って見守る、優しい声で話しかけるといった方法から始めましょう。
赤ちゃんが安心して近付いてきたら、少しずつスキンシップを増やしていきます。
赤ちゃんに「パパと関わりたい」という感情が芽生えることで、信頼関係が構築されやすくなります。
ママと仲良くする姿を見せる
赤ちゃんにとってママは最も安心できる存在です。そのママと仲良く過ごすパパの姿を見ることで、「パパも安心できる人なんだ」と感じやすくなります。
例えば、ママと一緒にオムツ替えやお風呂に入れるなど、協力しながらお世話をするのがおすすめです。
パパとママが協力して育児をすることで、赤ちゃんに安心感を与えるだけでなく、夫婦のコミュニケーションを増やすことにもつながります。
2人の時間を作る
赤ちゃんとパパだけの時間を意識的に持つことも効果的です。最初は短時間でも構いません。
散歩に出かける、地域の子育て支援センターへ行くなど、外での遊びやいつもとは違う過ごし方を取り入れると、赤ちゃんはパパに対して「特別な存在」と認識し始めます。
パパと楽しい時間を積み重ねることで、パパ見知りは自然と改善され、親子の絆も深まっていくでしょう。
パパ見知り改善ならテアトルアカデミーもおすすめ！
パパ見知りを和らげるためには、赤ちゃんがパパとママ以外にも「いろいろな人と関わる経験」を持つことも有効です。
安心できる環境で他者と触れ合うことで、赤ちゃんの世界が広がり、社会性や人への信頼感が育まれていきます。
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パパ見知りは焦らずゆっくりと向き合おう！
赤ちゃんのパパ見知りは、多くの家庭で見られる成長の一過程です。
泣かれたり避けられたりすると不安になるかもしれませんが、焦らず赤ちゃんのペースに合わせて向き合うことで信頼関係が構築されます。
さらに、テアトルアカデミーのベビーコースのように親子で一緒に楽しめる場を活用するのもおすすめです。
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