赤ちゃん（新生児）のゲップはいつまでさせる？出し方のコツやゲップしないで寝るときの対処法を紹介

育児中に、「授乳後のゲップはいつまでさせる必要があるの？」「ゲップがうまく出ないときはどうすれば良いの？」と悩む保護者も多いでしょう。

新生児は身体の機能が未発達なため、自力でゲップを出すのが難しく、保護者のサポートが欠かせません。

この記事では、赤ちゃん（新生児）のゲップの役割や出し方のコツ、ゲップが出ないときの対処法について解説します。

赤ちゃん（新生児）のゲップの役割

赤ちゃん（新生児）のゲップには、授乳の際に一緒に飲み込んでしまった空気を身体の外に出す大切な役割があります。

空気が体内に溜まると、お腹が張って不快感を覚えたり、吐き戻しの原因になったりすることもあります。

赤ちゃんの胃は大人と形状が違ううえ、消化器官なども未発達で自力ではうまくゲップを出せないため、授乳後は保護者が抱き方を工夫してゲップを促してあげる必要があります。

赤ちゃん（新生児）のゲップはいつまで？

一般的に、生後5ヶ月頃には寝返りができるようになる赤ちゃんが増え、自分で身体を動かすことで自然に空気を排出できるようになります。

この時期から保護者が意識してゲップをさせることは少なくなります。
ただし、成長のスピードや身体の発達には個人差があるため、一律に「〇ヶ月で不要」とは言い切れません。

授乳後に苦しそうな様子を見せたり、吐き戻しが多かったりする場合は、月齢にかかわらずサポートしてあげることが大切です。

赤ちゃんの表情や仕草をよく観察しながら、必要に応じてゲップを促してあげましょう。

赤ちゃん（新生児）のゲップの出し方

ここでは、赤ちゃん（新生児）のゲップを出す方法を2つ紹介します。
どちらも赤ちゃんの姿勢を安定させながら、背中を優しくトントンしたりさすったりするのが基本です。

また、赤ちゃんがゲップをしたときに吐き戻すことがあるため、口元にガーゼなどを当てておくと良いでしょう。

縦抱きタイプ

縦抱きタイプは、授乳後すぐに行いやすく、多くの家庭で取り入れられている方法です。
手順は以下の通りです。

1. 赤ちゃんの顔を保護者の肩に乗せるように抱く
2. 片手で赤ちゃんのおしりを支え、もう一方の手で背中を優しくトントンと叩く、またはさする
3. 背中が反ったり、丸まりすぎたりしないように姿勢を保つ

この抱き方は赤ちゃんの姿勢が安定しやすく、お腹が軽く圧迫されることで、ゲップが出やすいのが特徴です。

座らせるタイプ

座らせるタイプは、月齢が少し進んだ赤ちゃんにも適している方法です。
手順は以下の通りです。

1. 保護者の太ももに赤ちゃんを座らせる
2. 片方の手のひらで赤ちゃんの胸を支え、親指と人差し指であごを挟むようにして、上半身を少し前に傾ける
3. もう一方の手で背中を優しくトントンと叩く、またはさする

赤ちゃんの口と胃が一直線になる姿勢をイメージするのがポイントです。

赤ちゃん（新生児）がゲップしないで寝るのは問題ない？対処法を紹介

「授乳後に赤ちゃんがなかなかゲップをしない」と、不安に感じる保護者は多いでしょう。

母乳の場合、口と乳房がしっかり密着していると空気をあまり飲み込まないため、ゲップが出ないこともあります。

また、お腹の空気はオナラやしゃっくりとして排出されることもあり、赤ちゃん（新生児）がゲップをしないことは、必ずしも問題というわけではありません。

ただし、授乳後に苦しそうな表情を見せたり、吐きそうになったりしている場合は、身体に溜まった空気を出す必要があります。

ゲップを促す動作を5分ほど試しても出ないときは無理に続けず、一旦様子を見てみましょう。
ゲップが出ずに赤ちゃんが苦しそうな様子の場合は、以下の対処法を参考にしてください。

赤ちゃんの体勢を変える

同じ姿勢でゲップが出ない場合は、体勢を変えるのがおすすめです。
縦抱きでゲップが出ないときは、太ももに座らせる方法に切り替えてみましょう。

赤ちゃんの姿勢を少し変えることで、胃の中の空気が移動してゲップが出やすくなることがあります。

横向きに寝かせる

ゲップが出ないまま眠ってしまったときは、横向きに寝かせてあげましょう。
横向きにすることで、吐き戻した際にもミルクや母乳が気道を塞ぎにくく、窒息のリスクを減らせます。

また、右半身を下にして寝かせると消化に良いとされています。

体調が悪そうならかかりつけ医を受診する

ゲップが出ないこと自体は大きな問題ではありませんが、以下のような症状が見られるときは、早めに小児科を受診することをおすすめします。

• 授乳のたびに大量に吐き戻す
• 吐いたものに緑色や黄色の液体が混ざっている
• 苦しそうに泣き続ける
• 顔色が悪い
• ぐったりしていて元気がない

赤ちゃんの成長をサポートするテアトルアカデミー

赤ちゃんが自分でゲップを出せるようになることは、赤ちゃんの身体が成長している大切な証です。
日に日にできることが増える姿を見ていると、親として「もっと世界を広げてあげたい」と思いますよね。

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たくさんの「はじめての経験」を通じて、赤ちゃんの新たな一面を引き出してくれるでしょう。

ゲップは赤ちゃん（新生児）の成長に合わせて行おう

赤ちゃんのゲップは、授乳時に飲み込んだ空気を外に出すために欠かせない行為です。

新生児のうちは自力でうまく出せないため保護者のサポートが必要ですが、生後5ヶ月頃を目安に身体の発達が進み、寝返りなどで自然に空気を排出できるようになります。

こうした成長の過程では、ゲップだけでなく運動や感覚面でも日々変化が見られます。そのため赤ちゃんの様子を観察し、発達に応じたサポートを行うことが大切です。

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