子育てをしている家庭では、赤ちゃんがいつから歩き始めるのか楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんが歩くまでには、寝返りやお座り、つかまり立ちなどさまざまな成長過程があり、多くの喜びや感動が得られます。
この記事では、赤ちゃんが歩き始める時期や歩くまでの過程、練習方法、安全に歩くための注意点などを紹介します。
赤ちゃんはいつから歩く?
赤ちゃんが歩き始める時期は、一般的に1歳〜1歳6ヶ月頃が多いと言われています。
しかし、これはあくまでも目安です。赤ちゃんの発達は個人差が大きく、8ヶ月で歩き始める子どももいれば、1歳6ヶ月を過ぎてから歩き始める子どももいます。
1歳を過ぎても歩き始めないからといって、不安に思うことはありません。無理に歩かせようとせず、赤ちゃんの発達のペースに合わせて見守りましょう。
赤ちゃんが歩くまでの過程
赤ちゃんは歩き始めるまでに寝返りやお座りなど、いくつもの段階を経て歩くための運動能力やバランス感覚を養い、筋力をつけていきます。
赤ちゃんが歩くまでの過程を把握しておくと、適切なサポートができるでしょう。
寝返り
寝返りは、生後3〜6ヶ月頃にできるようになると言われています。
寝返りはバランス感覚や筋力をつけるために欠かせない動作です。突然寝返りができるようになることがあるため、赤ちゃんの周りに段差や危ない物がないよう、注意しましょう。
お座り
お座りができるようになるのは、生後6〜8ヶ月頃が目安です。
始めは手を前に付いて座れるようになり、だんだんと両手を床から離して座ることができるようになります。
ずりばい・ハイハイ・高ばい
ずりばいは、うつ伏せで床にお腹を付けたまま、手のひらと足の裏で床を押して移動することを指し、高ばいは膝を床につけずに、手のひらとつま先で移動する動作です。
基本的にはずりばい、ハイハイ、高ばいの順にできるようになると言われています。
ずりばい、ハイハイ、高ばいができるようになる時期はそれぞれ異なりますが、一般的には生後6ヶ月〜1歳頃とされています。
これらの動作は、腰と脚で身体を支えられるとできるようになり、筋力やバランス感覚を養うために重要な過程です。
つかまり立ち
つかまり立ちは、家具や壁につかまって立ち上がる動作です。立ち上がる力とバランス感覚が必要となり、6〜9ヶ月頃にできるようになると言われています。
椅子や机、ソファ、棚などさまざまな家具につかまって立ち上がろうとするため、家具が倒れたり物が赤ちゃんに落ちて来ないよう、安全対策をしっかり行うことが重要です。また、しりもちや転倒にも注意しましょう。
伝い歩き
壁や家具に沿って歩くことを伝い歩きと言い、足を交互に動かし、歩く動作を学びます。伝い歩きができる目安は生後9〜12ヶ月頃で、この時期になるとお座りやハイハイ、つかまり立ち、伝い歩きのなかで自由に姿勢を変えられるようになるでしょう。
歩き始め
ここまでの段階を踏んで、いよいよ1人でバランスを取りながら歩き始めます。
最初のうちはすぐによろめいたりしりもちをついたりしますが、次第にバランスが取れるようになるでしょう。
歩き始めは1歳〜1歳3ヶ月頃が目安です。
階段の昇降・走る・ジャンプ
1歳9ヶ月頃になると歩き方が安定し、長い距離を歩けるようになります。
2歳を過ぎる頃には走ったりジャンプしたりするほど運動能力が高まり、何もつかまらずに階段の昇り降りもできるようになります。
赤ちゃんの行動範囲が広がるため、安全面に配慮しながら運動を楽しめるようにしましょう。
赤ちゃんが歩くための練習方法
子育てをする保護者のなかには、赤ちゃんが歩き始める時期がなかなか来なくて心配になる方もいるかもしれません。
しかし、歩き始める前段階の動きができていれば、歩き始めるのもそう遠くはないでしょう。
基本的には赤ちゃんの成長に合わせて見守ることが大切ですが、まずは体を動かすこと、移動することが楽しいと感じてもらうことが大切です。
赤ちゃんが歩けるようになるために、どのような練習方法があるのか紹介します。
褒める
赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちをしていたら積極的に褒めてあげるのが効果的です。「立ててすごいね!」「ハイハイはやいね!」など、今できていることを伝えながら褒めてあげましょう。
赤ちゃんは、保護者が喜んでいる様子や褒められることを通じて「動くことが楽しい」と感じます。
おもちゃを使う
伝い歩きができる赤ちゃんには、おもちゃを使って興味を引くのがおすすめです。
赤ちゃんから少し離れた場所におもちゃを置き、その場所まで歩けるよう応援してあげましょう。
手押し車を使う
手押し車は、伝い歩きや歩き始めの赤ちゃんをサポートする知育玩具です。手押し車につかまりながら歩くことで、バランスを取りながら歩く練習ができます。
手押し車のほか、立ったり歩いたりしながらおもちゃで遊べるベビーウォーカーなどもあります。
赤ちゃんの好奇心や興味を刺激しながら歩く練習ができる知育玩具を使うのもおすすめです。
手を引いて歩く
つかまり立ちや伝い歩きができたら、赤ちゃんの手を持ってあげるのも良いでしょう。
赤ちゃんの歩幅とスピードに合わせて、近くの家具やおもちゃまで一緒に歩きます。このとき、手を引くというよりも、軽く添えながら赤ちゃんを支えるようにすることが大切です。
靴に慣れておく
赤ちゃんが歩き始めたら、室内でシューズを履いて練習しておくと、外に出たときにもスムーズに歩けるでしょう。
赤ちゃんがはじめて履く靴を「ファーストシューズ」と呼び、室内で靴に慣れるための内履き用もあります。
赤ちゃんが安全に歩くための注意点
立ち上がったり歩き始めたりするようになった赤ちゃんにとって、家の中にはさまざまな危険が潜んでいます。
赤ちゃんが安全に歩く練習ができるよう、以下の点に注意しましょう。
- 赤ちゃんが歩くスペースを確保する
- 赤ちゃんから目を離さない
- ベビーガードを取り付ける
- 家具に安全対策を施す
歩き始めの赤ちゃんは、うまくバランスが取れず、しりもちをついたり転んだりします。
そのため赤ちゃんが動き回れるスペースを広く確保し、その上で転んでも痛くないようカーペットやフロアマットを敷くのもおすすめです。
また、入ってはいけない場所にはベビーガードを付ける、家具の転倒防止や角にクッションを付けるなどの安全対策をし、危険があればすぐにサポートできるよう赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
歩く練習ならテアトルアカデミーもおすすめ
赤ちゃんが歩けるようになる練習をしたい、サポートしたいと考えている方は、赤ちゃんの月齢や発達に合わせてさまざまなレッスンを受けられるテアトルアカデミーに通うのもおすすめです。
0〜2.6歳頃の赤ちゃんを対象とした「ベビー部門」のレッスンでは、身体遊びや手遊び、知育や音楽表現など多彩なレッスンを受けられます。
音楽に合わせて身体を動かしたり手遊びをしたりと、親子で一緒に取り組め、コミュニケーションを深めることができるのも魅力です。
テアトルアカデミーではダンスやプレ演技のレッスンもあり、子どもの興味を引き出しながら表現力や考える力も育まれます。
赤ちゃんがいつから歩くのか知っておこう
赤ちゃんが歩き始めるのは、一般的に1歳〜1歳6ヶ月頃と言われています。しかし、赤ちゃんの成長は個人差が大きいため、あくまでも目安として捉えておきましょう。
また、歩き始めるまでにはいくつもの段階があるため、段階ごとに適切なサポートをしながら見守ることが大切です。
教育の一環として、赤ちゃんに身体を動かす楽しさを教えたい、歩く練習をさせたいと考えている方は、テアトルアカデミーに通うのもおすすめです。
赤ちゃんの成長を間近で見ながらサポートできる機会でもあり、子育てに関する知識が多く得られるでしょう。
オーディションは随時無料で開催されているため、気軽にエントリーしてみてはいかがでしょうか。