赤ちゃんが声を発し、周囲とコミュニケーションを取りはじめる大切なステップが「喃語（なんご）」です。
「ばーばー」「あぶー」などのかわいらしい声は、言葉を話す前の大切な練習段階です。喃語は成長や発達のサインでもあり、赤ちゃんの世界が少しずつ広がっている証拠です。
赤ちゃんが喃語を話しはじめたら、たくさん反応してあげると良いでしょう。
この記事では、喃語とは何かやいつから始まるのか、言葉を話すまでの流れ、そして喃語が出ないときの原因や対処法について紹介します。
喃語（なんご）とは
喃語（なんご）は、赤ちゃんが「だーだー」「あぶー」「んまー」など、母音と子音を組み合わせて発する声のことです。
これは、赤ちゃんが言葉を話しはじめる前段階の大切な発達ステップであり、音を聞き取り、口や舌を使って真似をする練習でもあります。
喃語自体に意味はありませんが、赤ちゃんは喃語を通じて感情を表現しようとしていると言われます。
また、単に発声を楽しんでいることもあるようです。最初は偶然に出る音でも、次第に自分の意志で声を出すようになり、「声を出すこと＝楽しい」と感じるようになります。
喃語を話す赤ちゃんに対して保護者が反応することで、コミュニケーションの基礎を身に付けるきっかけになります。
喃語は、言葉の発達だけでなく、感情表現や社会性を育むための第一歩とも言える重要な行動です。
喃語（なんご）とクーイングの違い
喃語とよく混同されるのが「クーイング」です。クーイングは、生後2〜3ヶ月頃の赤ちゃんが「うー」「あー」など、母音中心のやわらかい声を発する行動のことを指します。
機嫌が良いときや安心しているときに出ることが多く、感情を声で表現する初期の段階です。
一方、喃語は生後5〜6ヶ月頃から始まり、母音と子音が組み合わさる点が特徴です。例えば「ばぶー」「だだだ」といった音を繰り返すようになります。
このように、クーイングが「声を出す練習」だとすれば、喃語は「言葉を話す練習段階」と言えます。どちらも赤ちゃんの発達において自然で大切なプロセスです。
喃語（なんご）を発するのはいつからいつまで？
喃語（なんご）は、一般的に生後5〜6ヶ月頃から見られるようになります。
この時期の赤ちゃんは、聞こえた音を真似しようとする力が発達し、口や舌を積極的に動かしながら「ばぶ」「だだ」などの音を繰り返すようになります。
9ヶ月頃になると、喃語に加えて手足を動かし、感情や状態を伝えようとする変化も見られるでしょう。
最初は偶然に発する音が多いものの、次第に音の出し方を覚え、自分から声を出して遊ぶようになります。
喃語の時期は個人差がありますが、1歳頃まで続くのが一般的です。その後、意味のある単語（発語）が少しずつ出はじめ、「まんま」「ぱぱ」などといった言葉を使い分けるようになります。
喃語は言葉の発達を支える大切なステップであり、赤ちゃんの成長のペースを温かく見守ることが何より大切です。
赤ちゃんが言葉を話すまでの流れ
赤ちゃんが言葉を話せるようになるまでには、いくつかの段階があります。
| 発達段階 | 行動 |
|---|---|
| ①新生児期 | 泣き声 泣くことで感情を表現。「お腹がすいた」「眠い」などのサインを伝える。 |
| ②生後2〜3ヶ月頃 | クーイング 「あー」「うー」など、母音を中心としたやわらかな声（クーイング）を出しはじめる。 |
| ③生後5〜6ヶ月頃 | 喃語（なんご） 「だだだ」など母音と子音を組み合わせた「喃語」が始まる。発声のコントロールを学ぶ段階。 |
| ④生後10ヶ月〜1歳半頃 | 初語（しょご） 「まんま」「ぱぱ」など、意味を持つ最初の言葉（初語）を話しはじめる。 |
このような流れを経て、赤ちゃんは少しずつ「声」から「言葉」へとコミュニケーションの手段を発達させていきます。
喃語（なんご）が出ないときの原因と対処法
赤ちゃんのなかには喃語（なんご）が出ない子もいます。
ここでは、喃語が出にくい原因と、家庭でできる対処法を紹介します。
原因
赤ちゃんのなかには、声を出すこと自体にあまり関心がなく、表情や動きで気持ちを伝えようとする子がいます。
また、喃語を話しはじめる時期には個人差があり、1歳を過ぎてから話すというケースもあります。そのため、「まだ喃語が話せていない」と焦る必要はないでしょう。
ただし、まったく周囲の音に反応しない、呼びかけても振り向かないといった様子が見られる場合は注意が必要です。
骨格や声門の開閉機能の発達がゆっくりであったり、聴覚に問題があったりという可能性も考えられます。
そのようなときは、自己判断せずに小児科や耳鼻科など専門機関に相談することをおすすめします。早めに受診することで万が一の早期対応につながります。
対処法
喃語がなかなか出ないときは、赤ちゃんとの関わり方を意識してみると良いかもしれません。ここでは、家庭で実践できる3つの対処法を紹介します。
たくさん話しかける
赤ちゃんにたくさん話しかけることは、喃語を促す効果的な方法の一つです。
言葉を理解する前でも、保護者に声をかけられることで赤ちゃんは「コミュニケーションの楽しさ」を学び、発語が促されます。
オムツ替えや食事の時間など、日常のささいな場面で「気持ち良いね」「おいしいね」と声をかけるだけでも十分です。
話しかけを通して、赤ちゃんは声を出して反応したり、真似をしたりするようになります。
赤ちゃんを笑わせる
赤ちゃんを笑わせるような働きかけは、身体や心の発達を促し、発声意欲を高めることにつながります。
保護者が笑いかけたり、楽しそうに歌ったり、いないいないばあをしたりすることで、赤ちゃんは安心感と楽しさを感じます。
その結果、「キャッキャ」と声を出して笑うようになり、自然と喃語が増えていくでしょう。スキンシップを交えながら遊ぶことも効果的です。
保護者が喃語を話す
保護者が喃語を話して赤ちゃんの興味を引いたり、赤ちゃんの喃語をオウム返ししたりする方法もおすすめです。
保護者が喃語で話しかけるときは、口の動きを赤ちゃんに見せながらゆっくりと話すと良いでしょう。赤ちゃんは保護者の真似をしようとします。
また、赤ちゃんが「ばーばー」と発したら、保護者も「ばーばー！」と真似をして返してあげましょう。
これにより、赤ちゃんは「声を出すと反応が返ってくる」というコミュニケーションの楽しさを学び、「もっと話したい」という意欲が高まります。
赤ちゃんの喃語に対してポジティブな反応を返すことで、「もっと話したい」という気持ちを引き出せるでしょう。
テアトルアカデミーでたくさんの人とコミュニケーションを！
赤ちゃんの言葉の発達には、日常的なコミュニケーションが欠かせません。喃語（なんご）を通して声を出す楽しさを感じるためには、家族だけでなく、さまざまな人と関わる経験が大切です。
テアトルアカデミーの「ベビーコース」では、同年代の赤ちゃんや多くの大人とのコミュニケーションやふれあいを楽しめます。
歌や身体遊び、読み聞かせなど、スキンシップを取り入れたレッスンを通じて、言葉を覚えながら表現力や社会性を育めることが特徴です。
講師が一人ひとりの成長に合わせてサポートしてくれるため、安心して参加できるでしょう。
テアトルアカデミーは0～2.6歳まで通えるため、赤ちゃんが楽しく声を出し、人との関わりを学べる「習い事」としてもおすすめです。
テアトルアカデミーはこんな方におすすめ！
- 鈴木福くんも0歳から所属！業界最大手の実績ある事務所で始めたい
- オムツモデルやテレビ出演など、豊富なチャンスが欲しい
- 芸能活動だけでなく、子どもの成長につながる知育や感性も磨いてあげたい
喃語（なんご）がなかなか出なくても焦らず成長を見守ろう！
喃語（なんご）は赤ちゃんの言葉の基礎をつくる大切な成長過程ですが、その時期には個人差があります。
なかなか喃語を発しなくても焦らず、たくさん話しかけたり笑いかけたりしながら、赤ちゃんのペースで発達を見守りましょう。
もし、より積極的に赤ちゃんの発語を促したいと考える方は、テアトルアカデミーの「ベビーコース」がおすすめです。
月齢に合わせたレッスンを通じて赤ちゃんは話すことの楽しさを知り、遊びを通して心と身体が発達する良い機会となるでしょう。
オーディションは随時無料で受け付けているため、赤ちゃんの新たな可能性を見つける第一歩として気軽に応募してみてください。
テアトルアカデミーはこんな方におすすめ！
- 鈴木福くんも0歳から所属！業界最大手の実績ある事務所で始めたい
- オムツモデルやテレビ出演など、豊富なチャンスが欲しい
- 芸能活動だけでなく、子どもの成長につながる知育や感性も磨いてあげたい
