2021/09/16

よねんめのK:祝祭がはじまる

おはようございます。
とんでもないと聞いていたものの怖いもの見たさと好奇心が勝って『ミッドサマー(2019)』を鑑賞してしまい(ようこそネットフリックスへ)、少しでも陽気な気持ちになりたくなって深夜に急いでハンバーガーを食べた方のKです。

 

今回得た知見:コンビニのハンバーガーって結構おいしい

 

 

突然ですが映画はお好きですか?
私は好きなのでおすすめを紹介しますね。

 

ただネタバレになってしまうのももったいないし、同じ映画を観ても各々で抱く感情は全く異なると思いますので、そんなとこ気になる?みたいな微妙なところだけお伝えしていこうと思います。
うっかり作品の核の部分に思いきり触れているかもしれません。
以下の4作品についてこれから観るのを楽しみにしてるよーという方はお気をつけくださいませ。

 

・『スウィング・キッズ(2018)』
・『ジョジョ・ラビット(2019)』
・『百万円と苦虫女(2008)』
・『来る(2018)』

 

我ながら偏りがすごいぜ!

 

 

 

--- はじまるよ ---

 

・『スウィング・キッズ(2018)』
韓国映画が気になって仕方ないのに『パラサイト(2019)』のショックからなかなか立ち直れず(良すぎたという意味です)次に観る作品を決めきれなかったKが、最近になってようやく観たやつです。

 

全体的にとにかくテンポが良く、演出が粋!
中でも、3人でザッとかっこよく登場したものの全然位置がとれてなく、センターだった人が横に一歩ずれてあげるシーンのテンポが好きです。(どこ)

 

ロ・ギスとヤン・パンネが踊る足元を交互に映していくカットもお気に入りです。
そしてこのシーンでは!なんと!デヴィッド・ボーイの「Modern Love(1983)」が流れるのです。
作品自体の舞台は朝鮮戦争最中の1951年。時代はめちゃくちゃですが、かなりぐっときました。
2人とも、誰かに観てもらうために踊っているわけではないというところも含めて…

 

鑑賞後は、タップシューズの底を目にするたびに涙が止まらなくなる難病を患うこと請け合いです。
タップシューズの底を目にする機会が日常にどのくらいあるかはさておき。

 

 

・『ジョジョ・ラビット(2019)』
二年ほど前に福岡の映画館で観たのですが、軽快なユーモアと残酷な史実との絶妙なバランスにやられました。

 

こちらも同じく戦争を扱った映画ですが、ドイツらしい服装や街並みが色鮮やかで、そのおしゃれな雰囲気も味わうことができます。
実際に当時のドイツでは戦争に負け始めてからも街を鮮やかに飾りつけていたらしく、戦時下でもできるだけ明るく過ごそうとする街の人々の気持ちを想像するともうそれだけで泣けてきます。

 

ウインクといえば『そして父になる(2013)』のゆかりこそ最高と思っていましたが、ジョジョの母ロージーのウインクもたまりません。
もちろん帰りに練習したよね。

 

ヒトラー役のタイカは本作の監督でもあり、ユダヤ人の血を引く自分がヒトラーを演じることがヒトラーにとって最大の侮辱になると考えたそうです。
悲しみに暮れるジョジョの目の前でユニコーンの頭を頬張るヒトラーはある意味圧巻。

 

「ちょうど我々はハイルヒットラーしたばかりだよ(We were just Heil Hitlering each other.)」というセリフもすげーと思いました。ing!

 

そんなこちらの作品の一番のお気に入りキャラは、道中でパンクした自転車を担いで家に乗り込んでくるキャプテンKことクレンツェンドルフ大尉です。
胸元の勲章の数も合わせてご確認ください。ただの酒飲み軍人じゃないぞ!
そして最後に握りしめている軍服の切れ端に気づいた時の衝撃。絶望が最後ではない…

 

 

 

ちなみにこちらの2つの映画、我らがテアトルアカデミー東京校から一番近い映画館こと早稲田松竹で二本立て上映されていたそうです。
もし早稲田松竹で観ていてどちらも初見だったら、エンドロールが終わっても椅子から立ち上がれなかっただろうな。危ないところでした。

 

収容所の若者たちがイデオロギーと闘い、10歳の男の子がナショナリズムに向き合っている間、現代に生きる私はいったい何を成し遂げることができただろうか。
せめて今日の帰り道に空き缶を拾うなどできればと思います。落ちてますように。

 

 

 

・『百万円と苦虫女(2008)』
今更観たのかい?と言われてしまいそうですが、今更観たのです。
終盤近くの告白シーンがやばいぞ。と勧められて気になっていたのですが、なるほどやばいぞ。

 

「100」というモチーフをちょいちょい挟んでくる演出も笑えます。屋上の椅子とか。
鈴子と弟、父と母がそれぞれ言い合いになる食卓のシーン(結構序盤)のカット割がかなり好きでした。
カーテンを新居の窓に取り付けることと窓の外を眺めることの対比も素敵。

 

どんどん強くなる弟が可愛くていじらしくて仕方ない!私の中ではあんたが主人公!

 

 

 

以上です。
とにかく思いのままに書き連ねてしまいましたので、よろしければすごく時間があるときなどにお読みください。(最後に書くスタイル)
他にも観たい映画はたくさんあるのですが、まずは奥が深いと噂のサメ映画を制覇したいと思います。たぶん後回しでいいやつ。

 

Kは映画自体も好きですが、人の好きな映画を聞くのもかなり好きです。
おすすめの映画がありましたら是非お知らせください!

 

 

 

あっ

 

 

 

・『来る(2018)』
私も死んでからブログを更新して驚かれたりしたい。