2019/07/14
エスよりアイをこめて~青春ってナンダ?~
6月30日(日)東京校Aスタジオにて行われた劇団川末公演「さらば、夏」を
観た。素敵な作品だった。夏休み最後の日のほんのわずかな時間の出来事。
それぞれの過去、未来、思いが詰まった時空間。不器用でやんちゃで正直な
登場人物たち。
演じていた俳優陣もみなそれぞれにみずみずしく、純粋で、観ていて心地よかった。
「青春」
なんとなく気恥ずかしい言葉だけど、まぎれもなく舞台から「青春」を感じた。
きっとこの登場人物たちはいつの日か、あの夏休み最後の日を
なつかしく思い出すのだろう。
このなつかしく思い出すことが「青春」なのだと私は最近思うのだ。
なにも若い頃だけを青春というのではない。
後から振り返り、“あーあの頃あんなことしてたなー”と赤面したり、切なくなったり
笑ってしまったり、怒ってしまったり、そのことが「青春」なのではないかと。
だから、この「今」もいつの日か思い出し、心が動くのだとしたら、この「今」が
青春なのだ。
フロム エス。