2018/07/06
新入社員日記2018⑦
ご無沙汰しております。新入社員Nです。
テアトルアカデミーに入社して早いことに3ヶ月が経ちました。
少しずつではありますが、日々の業務内容は少しずつ理解してきたかなぁ~と感じています。もちろんまだまだですが(笑)
最近、大学卒業後に演奏活動を続けているピアニストの友人たちのコンサートを聴きに行ったりと、6月は久しぶりに様々な音楽に触れる事が出来ました。
現役ピアニストとして活動されている友人たちはしばらく演奏を聴かないうちにかなり飛躍していてびっくり・・・
一応私も指が鈍らないようにショパンのエチュードop.10-1とop.25-11くらいは弾いてから会社に行くようにしていますが、現役を続けている方々には到底及びません。(笑)
学生の頃から飽きるほど毎日のように聴いていたショパンのポロネーズやバラード、ベートーヴェンのソナタも今聴くと今まで気付かなかった部分で各々作品の素晴らしさを感じる事ができました。
振り返りしてショパンのバラード1~4の全曲をおさらいしていますが、ショパンの全作品の中でも最高傑作の1つといわれるバラード4番ヘ短調op.52は何度も本番で演奏していますが、未だに和声の変化を表現するのに苦戦します。
バラード4曲ともストーリー性が重く、深く、心情が劇的に変化する作品なのですが4番は格別です。鳥肌もんです!
この作品のコーダ部分はショパンの音楽性が大きく現れるところなのですが、私的には3度目の主題が現れる、すなわち展開部~再現部の前までの静けさに感銘を受けています。長くなるのでこの辺にしておきます。(笑)
クラシック音楽というのは再現音楽であり、作曲家が作品に込めた遺言を奏者が楽譜から読み取り伝えるというある意味「役者的な要素」(オペラ歌手などは特に)があります。
テアトルアカデミーに入社してから様々なレッスンを拝見しましたが、
演技のレッスンでの「台本から情景、人物像を読み取り演技していく」という点においては非常に近いものを感じました。
今後、タレントの皆さんには技術ももちろんですが、色々な感性面も磨いていける環境を提供したいと思います。