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デスボイスとは?出し方やシャウト・スクリームとの違いについて解説

デスボイスとは?出し方やシャウト・スクリームとの違いについて解説 ON-LABO

「デスボイス」は、歌唱のテクニックの一つで聞き手に強烈なインパクトを与えることができます。

その迫力ある響きは、メタルやハードコアなどの音楽ジャンルで多くのファンを魅了しています。ただし、デスボイスが出せるようになるには繰り返し練習を行い、コツをつかむことが大切です。

この記事では、デスボイスの基本から、シャウトやスクリームとの違い、効果的な練習方法や発声のコツまで分かりやすく解説します。

デスボイスとは

デスボイスとは

デスボイスとは、主にメタルバンドやハードコアパンクといった激しい音楽ジャンルで使われる特殊な発声方法で、「デスボ」と略されることもあります。

一般的な歌唱とは異なり、低音域で声を歪ませ、怒鳴るように叫ぶことで独特の迫力を生み出します。

音程やメロディーに頼らず、声そのものの凶暴さや重厚感を前面に出すのが特徴で、ライブパフォーマンスでは特に高いインパクトを与えます。

初心者にとっては一見難しそうに感じるかもしれませんが、正しい練習方法を身に付けることで誰でも習得が可能なテクニックです。

シャウトとスクリームとの違い

デスボイスと似た発声に「シャウト」や「スクリーム」がありますが、それぞれ明確な違いがあります。デスボイスは、音程やメロディーにこだわらず、低音域で声を歪ませながら叫ぶ発声方法で、重厚感と迫力を重視します。

一方、シャウトは高音域を使い、メロディーやリズムに沿って叫ぶため、より音楽的でエネルギッシュな印象を与えるのが特徴です。

そしてスクリームは、デスボイスと同様の意味で使われることがありますが、シャウトより高音域で鋭く刺すような声を出す点が大きな違いです。

それぞれの特徴を理解することで、ジャンルや曲に合った表現が可能になります。

デスボイスが特徴的なアーティスト

デスボイスが特徴的なアーティスト
日本のアーティストにも、迫力あるデスボイスでファンを魅了しているボーカリストが多数存在します。

以下に、デスボイスが特に印象的な日本人アーティスト・バンドを紹介します。

  • ダイスケはん(マキシマムザホルモン)
  • 葉月(lynch.)
  • 京(DIR EN GREY)
  • Masato(coldrain)
  • MAH(SiM)
  • Ryo(Crystal Lake)
  • とも(ヒステリックパニック)
  • 尋(NOCTURNAL BLOODLUST)
  • 宮田大作(a crowd of rebellion)
  • Minami(Fear, and Loathing in Las Vegas)
  • 架神(DEXCORE)
  • 野月平イオ(Broken By The Scream)
  • 有馬えみり(PassCode)
  • ユキナ(花冷え。)

デスボイスが特徴的なアーティストは数多く存在しますが、それぞれ声や歌い方に特徴があり、音楽の魅力も異なります。

また、デスボイスで多くの人を魅了するアーティストは、男性だけではありません。女性アーティストもデスボイスを武器に活躍しています。

そのため、デスボイスは正しい方法で練習を重ねれば、男女ともに習得できる発声スキルです。

デスボイスの練習方法

デスボイスの練習方法
デスボイスを習得するためには、正しいフォームと呼吸法を意識した練習が欠かせません。
以下に、初心者でも取り組みやすい基本的な練習方法を紹介します。

  1. 出しやすい低音域を見つける
  2. 顎を引き、舌の位置を下げる
  3. 息をしっかり吸い、「ヴォ」と発声する
  4. 息を多めに使って「ヴォォォォォ」と長く出す

まずは自分の声で一番出しやすい低音域を探します。無理に低く出そうとせず、自然に出せる範囲を見つけましょう。

②では喉に余計な力が入らないように、顎を軽く引いてリラックスした姿勢を保ち、舌の位置は下げて口腔内に空間を作ることが大切です。

③は「ヴォ」のような音をイメージし、息を使って声帯を振動させます。このときお腹から強く息を吐き出すことを意識しましょう。

慣れてきたら声帯を開いて大量の息を吐き出し、長く音を伸ばして発声する練習をします。これにより、喉を痛めず安定した発声が可能になります。

無理をせず、少しずつ時間をかけて練習することが、デスボイス習得の近道です。

デスボイスの出し方のコツ

デスボイスの出し方のコツ
デスボイスは叫ぶように発声するため、喉を痛めずに出すには、正しい発声技術と身体の使い方が重要です。

ここでは、習得のために欠かせない4つのポイントを解説します。

腹式呼吸を習得する

デスボイスを安定して出すためには、腹式呼吸の習得が欠かせません。腹式呼吸とは、胸ではなくお腹を使って息を吸い込み、コントロールする呼吸法です。

声帯だけで音を出そうとすると喉に負担がかかりやすく、長時間の発声で声を枯らす原因にもなります。

腹式呼吸を使うと、喉に力を入れずに発声できるため、喉への負担を軽減できるでしょう。
また、息の量や圧を調整しやすくなり、声にパワーと安定感が生まれます。

腹式呼吸は、まずは仰向けに寝て、お腹が上下する感覚を意識するところから始めましょう。日常的に腹式呼吸を取り入れることで、無理なくデスボイスを出せる基礎が整います。

ウォーミングアップをする

喉に急激な負荷をかけずにデスボイスを出すには、発声前のウォーミングアップが重要です。

特に「ファルセット(裏声)」といった発声練習を行うことで、喉の筋肉がリラックスし、声帯が柔軟に動くようになります。

ファルセットは声量を保ったまま高音域での共鳴を促す訓練にもなるため、喉の負担を軽減しつつ、インパクトのあるデスボイスが出せるようになるでしょう。

また、ストレッチや軽い肩回し、顔のマッサージなどを行うと、全体の筋肉がほぐれて発声しやすくなります。

エッジボイスを習得する

エッジボイスは、「あ゛あ゛あ゛……」とブツブツと途切れるような低い声を出す方法で、デスボイス習得に直結するスキルと言えます。

喉に強い力を入れるのではなく、息を細くゆっくりと出しながら、かすかに声を鳴らすのがポイントです。

この感覚をつかむことで、声帯の使い方が繊細にコントロールできるようになり、声を歪ませる感覚を自然に理解できるようになります。

エッジボイスの習得により、喉への負担を減らしつつ力強いデスボイスを出すための土台が築けるでしょう。

シャウトを習得する

デスボイスの一歩手前として、シャウトの習得も効果的です。シャウトは、叫ぶような高音域の発声法で、感情をぶつけるような激しさが特徴です。

慣れないうちは短く強い声を出す練習から始め、徐々に長く持続できるようにすることで、デスボイスに近い感覚が身に付いていきます。

シャウトを通じて声を鍛えることは、喉を守りながらデスボイスを習得するうえでも非常に有効なステップです。

デスボイスを習得するための基礎を学ぶならテアトルアカデミー

デスボイスを習得するための基礎を学ぶならテアトルアカデミー

デスボイスを正しく習得するなら、専門的なレッスンを受けるのが近道です。

テアトルアカデミーが提供する「ON-LABO」では、発声の基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。

中学生~30歳向けの「ON-LABO」と、31歳以上対象の「Music100」に分かれており、年齢に応じた指導が受けられるのも魅力です。

デスボイスのための呼吸法や発声テクニックだけでなく、発音やリズム感、表現力といった歌唱に必要なスキルもバランス良く習得できます。

独学では難しい喉の使い方や声帯の調整も、プロの指導によって正しく効率的に習得できるため、初心者にもおすすめです。

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デスボイスでインパクトのあるパフォーマンスをしよう!

デスボイスでインパクトのあるパフォーマンスをしよう!

デスボイスは正しい呼吸法と発声のコツを押さえることで、喉を痛めずに力強く表現できる魅力的なテクニックです。

腹式呼吸やエッジボイス、シャウトなど段階的な練習を重ねることで、初心者でも習得できるでしょう。

また、効果的な練習を続けるには、専門的な知識と環境も必要となります。発声の基礎から丁寧に学びたい方は、テアトルアカデミーの「ON-LABO」がおすすめです。

デスボイスを武器に、よりインパクトのあるパフォーマンスを目指しましょう。

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