ロックダンスはストリートダンスの一種で、現在でも多くのダンサーに愛されているダンススタイルです。
この記事では、ロックダンスの基本やヒップホップとの違い、代表的なステップや使用される音楽などについて解説します。
ロックダンスとは?
ロックダンスとは「ロッキン」とも呼ばれ、1970年代にアメリカで生まれたストリートダンスの一種です。
その名は「ROCK」ではなく「LOCK(錠)」に由来し、音楽のリズムに合わせて激しく動いていた身体を一瞬で止める動作が特徴です。
この「ロックする」動きが、ダンスのなかにリズムの抑揚や緩急を生み出し、観客の目を引くパフォーマンスにつながります。
ロックダンスはファンクミュージックに合わせて踊られることが多く、手を勢いよく振り上げて止めるポーズや、指を差す「ポイント」などの動きが印象的です。
ユーモアと個性を重視し、観客を楽しませるエンターテインメント性も特徴の一つと言えます。
ヒップホップダンスとの違い
ロックダンスとヒップホップダンスはどちらもストリートダンスのジャンルに属しますが、動きのスタイルには明確な違いがあります。
ヒップホップダンスは、常にリズムに乗って踊るスタイルが基本です。
一方で、ロックダンスは音楽に合わせて瞬間的に動きを止める「ロック(LOCK)」の動作が特徴で、これによってダンスに鋭いアクセントを加えます。
また、ロックダンスでは観客とのアイコンタクトやポージングなど、魅せる要素も多くあります。
それぞれの特徴と違いを把握することで、ダンスの魅力をより深く理解できるでしょう。
ロックダンスの歴史
ロックダンスは1970年代初頭、アメリカで誕生しました。
発祥の原型となったのは、ダンサーのドン・キャンベルによる動きを突然停止させる「ロック」の動きで、彼の踊りが「キャンベルロック」と呼ばれ、このスタイルが広まりました。
その後、彼が結成したダンスチーム「ザ・ロッカーズ」がテレビ番組などに出演し、ロックダンスは全米に知られるようになります。
その後、1980年代にザ・ロッカーズのメンバーの1人が日本の九州に住み始めたことをきっかけに、日本でも流行するようになりました。ロックダンスは、現在まで多くのダンサーに愛されています。
ロックダンスの基本のステップや動き
ロックダンスでは、瞬間的な動作の切り替えが特徴的です。
代表的なステップや動きを覚えることで、個性豊かなパフォーマンスが習得できるでしょう。
TWIRL(トゥエル)
TWIRL(トゥエル)は、手首をクルクルと巻き上げる動きで、ダイナミックな印象を与える技です。
動作のなかにリズムの変化を作り出し、視線を引きつける効果があります。
PACING(ペイシング)
PACING(ペイシング)は、日本では「DRUM(ドラム)」と呼ばれる動きです。
パンチするように拳を突き出す動作で、リズムに合わせて行います。
シンプルながらもタイミングと姿勢のバランスが重要で、手首のスナップを意識してリズムを刻みましょう。
LOCK(ロック)
LOCK(ロック)はロックダンスの核となる動きで、音楽のリズムに合わせて身体の動きをピタッと止める技です。
腕や身体の一部を瞬間的に固定することで、動きのメリハリを強調し、観客にインパクトを与えます。
POINT(ポイント)
POINT(ポイント)は、指をまっすぐ伸ばして特定の方向を指し示す動きです。
観客や仲間など、特定の場所を指すことで、視線誘導や演出効果が高まります。
FIVE (ファイブ)
FIVE (ファイブ)は「CLAP(クラップ)」とも呼ばれ、その名の通り手を叩く動作です。
相手を称える動作であり、リズムのアクセントやテンポの切り替えに使われます。
CROSS HAND(クロスハンド)
クロスハンドは、両腕を素早く交差させたり戻したりする動きで、視覚的にインパクトのある技です。
動きにスピード感と緩急を付けることで、よりリズミカルでキレのある印象を与えるほか、身体のシルエットを強調するために使われることもあります。
KICK WALK (キックウォーク)
KICK WALK(キックウォーク)は、「PIMP WALK(ピンプウォーク)」と呼ばれることもあります。
片足を前に蹴り出すようにしたあとに両膝を開く動作で、歩く動作と蹴りのリズムを組み合わせたものです。
足元の軽やかさとリズム感が求められ、ロックダンス特有のスピード感とノリを演出できます。
LEO WALK(リオウォーク)
LEO WALK(リオウォーク)は、足を横に出し、その方向に重心を移動させるようなステップです。「ロックステディ」とも呼ばれます。
SCOOBYDOO(スクービードゥー)
SCOOBYDOO(スクービードゥー)は、片足をキックし、もう片方の足をエンカウントで上げて着地するユニークなステップです。
リズミカルな動作と軽快な動きが特徴で、ダンスに躍動感を加えることができます。アニメ「スクービー・ドゥー」が名前の由来です。
ロックダンスの定番曲
ロックダンスでは、ファンクやディスコミュージックなど、リズムの効いた音楽がよく使用されます。
以下のような曲は、それぞれリズムの取りやすさやノリの良さから、多くのダンサーに選ばれており、ロックダンスの練習やパフォーマンスにぴったりの楽曲です。
【海外の定番曲】
- Chaka Khan「I Feel for You」
- James Brown「Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine」
- James Brown「Soul Power」
- Kool And The Gang「Jungle Boogie」
- Skyy「Call Me」
- Tower Of Power「Soul with a capital S」
- Michael Jackson「Dangerous」
【国内の定番曲】
- 嵐「A・RA・SHI」
- AKB48「根も葉もRumor」
- ピート・マック・ジュニア「ルパン三世のテーマ」
- 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「R.Y.U.S.E.I. 」
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ロックダンスは、瞬間的に動きを止める「ロック」や多彩なステップが魅力のダンススタイルです。
TWIRL(トゥエル)やLOCK(ロック)、SCOOBYDOO(スクービードゥー)などの基本動作も、正しい姿勢やリズム感があってこそ活かせます。
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