生後0~4週間までの赤ちゃんを「新生児」と呼びます。
新生児はすべての感覚が発達段階にあるため、遊ぶときにはいくつかのポイントを意識すると良いでしょう。
この記事では、新生児が遊べるようになる時期や遊び方、新生児と遊ぶ際のポイントなどを紹介します。
新生児が遊べるようになるのはいつ?
生まれて間もない赤ちゃんの視力は、一般的に0.01~0.02ほどと低く、焦点距離は30cmほどと言われています。これは目の前の物が動いているのが分かる程度で、周囲はぼんやりとしか見えていない状態です。
生後1ヶ月を超えた頃から視力は急激に発達し、4ヶ月でピントを合わせられるようになり、1歳で0.2ほどまで上がると言われています。
また、聴力は生まれたときから機能していて、生後1週間もすると保護者の声を聞き分けられるとされています。
新生児は言葉や表情での感情表現ができず、泣くことでしか自分の意志を伝えられません。
しかし、視覚や聴覚、嗅覚、触覚、味覚などの感覚は発達し、感受性も芽生え始めています。
これらの発達を促すには、赤ちゃんと遊んだり話しかけたり触れたりして、赤ちゃんの感覚を刺激するような働きかけが大切です。
新生児と遊ぶには、発達段階に合わせて「原始反射」を利用するのも一つの方法です。
原始反射とは、無意識に筋肉が動く現象を言い、代表的なものは、手に触れたものを握ろうとする「把握反射」、背中をなぞるとお尻が持ち上がる「ギャラン反射」などがあります。
刺激を与えて原始反射を促すことで、赤ちゃんの神経発達にも効果があると言われています。
新生児との遊び方
続いては、新生児との遊び方を紹介します。
赤ちゃんと遊ぶ際の参考にしてみてください。
ベビーマッサージ
ベビーマッサージは、親子のスキンシップを深めながら五感や運動能力を発達させることに効果的な方法です。
ベビーオイルを用意し、腕やふくらはぎをゆっくりと触れる程度に優しくマッサージしましょう。
お風呂上がりや就寝前の習慣にするだけでなく、長い時間抱っこをしていて体力的に辛いときにもおすすめです。
指を握らせる
新生児の「把握反射」を利用した遊び方です。赤ちゃんの手のひらに指をあて、ぎゅっと握ってもらいます。これだけでも指先のトレーニングになり、脳の活性化に役立つと言われています。
指だけでなく、布やおもちゃなどさまざまな形・素材のものを握らせるのもおすすめです。
おもちゃを活用する
赤ちゃん用のおもちゃを活用するのも、新生児と遊ぶ方法の一つです。
新生児には、振ると音がなるガラガラ(ラトル)や、赤ちゃんの頭上に置いて、吊り下げたおもちゃが揺れたり回ったりするメリー(モビール)など、音の刺激があるものを選ぶと、聴力の発達を促せるでしょう。
このほかにも、新生児におすすめのおもちゃや選ぶときのポイントについては、以下の記事で解説しています。
歌や音楽を聴かせる
新生児は視力よりも聴覚のほうが発達しています。そのため、前述したように赤ちゃんと遊ぶときには歌や音楽など、音による聴覚への刺激を与えることがおすすめです。
赤ちゃんが安心できるよう保護者が童謡を歌ったり、ピアノやオルゴールなど音が高くて赤ちゃんが聴き取りやすい音楽を聴かせたりすると良いでしょう。
童謡は「ぞうさん」「ちょうちょ」のようにリズムが単調なものがおすすめです。ほかにも、オノマトペが多い絵本の読み聞かせも効果があります。
新生児の赤ちゃんに音楽を聴かせる効果やメリットについて、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
新生児と遊ぶ際のポイント
新生児と遊ぶ際には、コミュニケーションの取り方や遊ぶ時間、遊ぶ環境などを意識する必要があります。
ここからは、新生児と遊ぶ際のポイントについて紹介します。
目を合わせる
赤ちゃんと遊ぶときには、なるべく目を合わせることを意識しましょう。
アイコンタクトは赤ちゃんとのコミュニケーション方法の一つです。新生児は視力が弱く、見える距離は30cmほどとなるため、遊ぶときはなるべく顔を近付けましょう。
保護者の顔をじっと見ることは、赤ちゃんの視力の発達にも効果的です。
声かけをする
生まれたときから聴力がある新生児は、生後間もない時期から保護者の声を聞き分けられると言われています。
赤ちゃんは言葉の意味が理解できなくても、保護者が自分に話しかけることで愛情を感じ、安心できるでしょう。
また、声に含まれる感情も徐々に感じ取れるようになっていくと言われています。
声かけをするときは、赤ちゃんが聞き取りやすいよう、高めの優しいトーンで話すのがおすすめです。
赤ちゃんへの声かけについて、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
長時間遊ばない
生まれて間もない新生児は、まだ体力がありません。
新生児期は1日に16〜20時間眠ると言われているため、長時間遊ぶと疲れてしまいます。
遊ぶ時間は30分〜1時間を目安に、こまめに休憩を取ることが大切です。赤ちゃんの体調や機嫌を見ながら、遊ぶ時間を調整しましょう。
安全な環境を確保する
新生児と遊ぶときには、周囲に危険なものがないか確認し、安全な環境を確保することが大切です。
赤ちゃんの頭上に落ちてきそうなものがあれば片付けたり、枕やクッションで窒息しないようにしたりなど注意しましょう。
赤ちゃんから目を離さないなどの対策をしながら遊んでください。
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0〜2.6歳までの赤ちゃんを対象とした「ベビー部門」は、月齢や発達段階に合わせて自由にレッスンを選択できることが特徴です。
知育や手遊び、歌、絵本の読み聞かせなど、新生児の脳や運動能力の発達をサポートするレッスンが充実しています。レッスンで学んだことを家でも取り入れれば、より良い発達につながるでしょう。
レッスンには親子で参加できるため、スキンシップを取りながら親子の関係を深められることも大きな魅力です。
新生児との遊び方はさまざま!親子でコミュニケーションを取ろう!
生後0~4週間までの新生児と遊ぶ方法は、音による刺激を与えたり、マッサージやアイコンタクトでスキンシップを取ったり、声かけをしたりといくつもあります。
遊ぶ時間や環境に配慮しながら、赤ちゃんと遊んで信頼関係を深めましょう。
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また保護者も赤ちゃんと一緒に参加できるため、楽しみながら赤ちゃんの成長を間近で感じられることも大きな魅力です。
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