赤ちゃんへの声かけは、発達を促すために効果的だと言われています。しかし、どのように声をかければ良いのか、どの時期から何を声かけすれば良いのか分からず困っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、赤ちゃんへの声かけはいつから始めれば良いのか、声かけの効果やコツについて解説します。
赤ちゃんに声かけをする効果とは
赤ちゃんへの声かけは赤ちゃんの言語能力を育むため、脳の発達の観点からも重要だと考えられています。
赤ちゃんは言葉の意味が分からず自分から話すこともできませんが、保護者の言葉に脳が反応しているため、後に赤ちゃんの言語能力の基礎にもなるでしょう。
また、赤ちゃんは保護者から話しかけてもらうことで「愛されている」と実感します。
赤ちゃんにとってさまざまなプラスの効果があるため、積極的に声かけすることがおすすめです。
赤ちゃんへの声かけはいつから始める?
赤ちゃんにとって声かけは大きな意味がありますが、実際にいつ頃から始めれば良いのでしょうか。
赤ちゃんは妊娠20~25週で聴覚が機能し始めるため、声かけも生後すぐの聴覚が発達する段階から始めると良いでしょう。
また、赤ちゃんは聴覚だけでなく言語能力も発達していきます。月齢によって話す言葉も変わってくるため、声かけの方法を変えながら対応しましょう。
赤ちゃんの月齢ごとの声かけ方法については、次の章で紹介します。
赤ちゃんへの声かけ例
次に、新生児期から1歳頃までの赤ちゃんへの声かけ例を見ていきましょう。
新生児期~3ヶ月頃
新生児期から3ヶ月頃にかけて、赤ちゃんは「あー」「うー」というような発声を始めます。これは「クーイング」と呼ばれ、赤ちゃんの声帯が問題なく発達している証拠です。クーイングが始まる時期には、赤ちゃんが笑顔になる様子も見られるでしょう。
この時期の赤ちゃんへの声かけは、赤ちゃんの言葉をそのまま繰り返すようなシンプルなものでも良いですし、赤ちゃんの様子に反応して声をかけてあげるのもおすすめです。
赤ちゃんが安心できるように、声かけするときは声のトーンを少し上げ、抑揚を付けて話しかけましょう。
<例>
- ご機嫌だね~。うれしいね!
- 眠たいね~。ねんねしようね!
4~6ヶ月頃
クーイングを経て声帯や喉が発達し、生後4~6ヶ月頃になると「ブーブー」「まんま」などの喃語(なんご)が増え始めます。
よりはっきりと言葉を発するようになり、自分が発する言葉を楽しむように機嫌良くおしゃべりする赤ちゃんも多いでしょう。
この時期には、赤ちゃんが話したいことをイメージし、それに答えるような声かけがおすすめです。
赤ちゃんは言葉の意味が分からなくても、何となく「言葉につながりがある」ことを捉えられるかもしれません。
保護者の発音をまねしようとする様子もみられるため、声かけするときは短い言葉で分かりやすい発音を意識すると良いでしょう。
また、絵本の読み聞かせも言葉のリズムやオノマトペが心地良く感じられるため、おすすめです。
<例>
- ブーブーいっちゃったね~。
- お腹すいたね!まんま食べようか!
6~12ヶ月
生後半年を過ぎると、赤ちゃんは言葉の意味を少しずつ理解できるようになっていきます。「パパ」「ママ」「わんわん」など、身の回りの言葉を理解し話せる言葉も増えてくるでしょう。
この時期では、赤ちゃんに声かけの意味を伝わりやすくするために、同じ言葉を繰り返すことを意識すると良いでしょう。
また、「お出かけうれしいね」など、赤ちゃんの気持ちを汲み取って言葉にしてあげることもおすすめです。
赤ちゃんは言葉を話せないとしても、指さしで意思を伝えようとしてくるため、双方的なコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。たくさん声かけをしてあげると、赤ちゃんの言葉の理解が深まります。
<例>
- ママ、お買い物行ってくるね!
- パパにどうぞしてね!
- バナナおいしいね。
赤ちゃんへの声かけのコツ
赤ちゃんへの声かけは、発達に合わせて言葉や話し方を変えると、赤ちゃんが言葉を理解しやすくなるでしょう。
ここでは、赤ちゃんへ声かけするときに意識したいコツを紹介します。
①マザリーズを取り入れる
赤ちゃんに声かけするときは、マザリーズを取り入れると良いでしょう。
「マザリーズ」とは、赤ちゃんに話しかけたり、あやしたりするときのゆったりとした口調や問いかけのトーンを指します。
赤ちゃんにとって聞き取りやすい「高めのトーン」「ゆっくり優しい言い方」「抑揚のある声」で話しかけることで、その声に耳を傾けるようになります。
その結果、言語能力やコミュニケーション能力の発達にもつながるでしょう。
②目を見ながら笑顔で話す
赤ちゃんに声かけをするときは、目を見ながら笑顔で話すことも大切です。
目を見ることで、赤ちゃんは自分に向けて話していることを認識します。笑顔で話すことで赤ちゃんはうれしい気持ちになり、保護者の愛情も感じられるでしょう。
③感情的にならない
赤ちゃんがいたずらなどをして注意するときは、感情的にならないよう意識しましょう。感情的に叱ると「怒っている」という感情だけしか伝わらず、なぜ怒られたか理解できずに同じことを繰り返してしまう可能性があります。
赤ちゃんは9ヶ月頃を過ぎると、保護者の声や表情から感情を読み取りコミュニケーションを取ろうとするため、叱るときはなぜ怒っているのか、目線を合わせながら冷静に伝えることが大切です。
赤ちゃんに効果的な声かけをするならテアトルアカデミーもおすすめ!
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歌や手遊び、読み聞かせなど赤ちゃんの興味を刺激するレッスンもあり、さまざまな能力の発達にも効果的です。
芸能事務所のレッスンではありますが、ほかの赤ちゃんや保護者と交流できるため、習い事として通う方も多くいます。
声かけのポイントを押さえて親子の関係性を深めよう!
赤ちゃんへの声かけは、生後すぐから始めることをおすすめします。声かけは脳の発達を促し言語能力の基礎を養う効果があるほか、赤ちゃんが愛情を感じられるコミュニケーション方法でもあります。
赤ちゃんの月齢や言語能力の発達に合わせ、声かけの言葉や話し方を変えることもポイントです。マザリーズを取り入れたり笑顔で話しかけたり、効果的な声かけで親子の関係を深めましょう。
声かけに不安がある方は、テアトルアカデミーのレッスンに通ってみるのもおすすめです。
赤ちゃんの月齢や発達段階に合わせて脳や身体の発達を促すレッスンが受けられるほか、プロ講師による赤ちゃんへの声かけも学べるでしょう。赤ちゃんと一緒に楽しく参加できるレッスンも多く、思い出づくりにもぴったりです。
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