幼稚園や保育園に通う際に不安になるのが「親子分離(母子分離)」できるのか、という点ではないでしょうか。
親子分離は、子どもが親と離れてコミュニティに慣れるために通過しなければならない成長の過程です。
また、その際には誰もが親子分離不安になることがありますが、子どもの発達とともに弱まっていくとされています。
この記事では、親子分離・親子分離不安について解説します。親子分離をする際のポイントも紹介しているので、参考にしてください。
親子分離(母子分離)とは?
親子分離(母子分離)は、子どもが親から離れても不安にならない状態を指す言葉です。
子どもにとって親はなくてはならない存在であり、生まれてからしばらくは親に依存した生活となります。
しかし、子どもが成長するにつれて親以外のことにも興味を持ち始め、親から離れても不安を感じなくなっていきます。
子どもはさまざまな経験をするなかで自立心や社会性を育んでいくため、親子分離は子どもにとって欠かせない成長の一つです。
親子分離は子どもが集団に参加するために必要な発達課題ですが、適切なタイミングで練習を始めるのが良いとされています。
子どもの発達によって個人差はありますが、一般的には2歳頃から始める家庭が多い傾向です。
また、親子分離ができるようになるまでに、「親子分離不安」という現象が見られることもあります。
親子分離(母子分離)不安とは?
親子分離(母子分離)不安は、親と離れることに強い不安が生じる現象です。
親子分離ができるようになるまでにほとんどの子どもが経験しますが、通常は時間の経過や子どもの成長とともに乗り越えられます。
一般的に親子分離不安が出始めるのが生後10〜18ヶ月頃、その後2〜3歳頃になると自然と治るとされています。
しかし、親子分離不安がなかなか治らなかったりする場合はストレスが影響しているかもしれません。
子どもが発する何かしらのサインである可能性もあります。
長い間子どもに親子分離不安の現象が見られる場合や以下の症状がある場合は、医療機関・教育機関に相談してみると良いかもしれません。
- 保護者と常に一緒にいたがる
- 一人行動を嫌がる
- 頭痛や腹痛、吐き気などの身体症状が表れる
親子分離不安の要因は大きく「環境要因」と「遺伝要因・生理学的要因」に分けられます。
遺伝要因についてはまだ明らかになっていませんが、環境要因では喪失体験など大きなストレスのあとに起きる傾向があるとされています。
身内やペットの病気・死、両親の離婚、新しい家への引っ越しなどがその一例です。
親子分離(母子分離)をする際のポイント
次に、親子分離(母子分離)をする際に意識したいポイントについて解説します。
親子分離するには、子どもの発達段階に合わせて始めること、一緒に過ごす時間を増やし、少しずつ離れることに慣らしていくことが大切です。
それぞれ詳しく解説します。
発達段階に合わせて始める
子どもの発達段階は一人ひとり異なります。親子分離がスムーズにいかないからといって、ほかの子どもと比べることなく、泣いてしまっても怒らないことが大切です。
また、親が焦ったり不安になったりすると、子どもにも伝わってしまいます。
子どもは親の感情を読み取ることが得意なため、あまり気負わず子どものペースを大切にしながらじっくりと取り組みましょう。
一緒に過ごす時間を増やす
親子分離不安の要因として、愛着形成が不足していることが挙げられます。
子どもの発達には親との間に形成される愛着関係が重要となるため、一緒に過ごす時間を増やすことを意識すると良いでしょう。
先のことに不安を寄せるよりも、子どもとしっかり向き合い、目の前の時間を一緒に楽しむことが大切です。
子どもは親の愛情を感じることで信頼関係を築くことができます。「近くにいなくても、自分は愛されている」と子どもに感じてもらえるよう、一緒に過ごして愛着を形成することを優先しましょう。
少しずつ離れることに慣らす
親がそばにいなくても安心できることが分かるよう、少しずつ離れることに慣らすのもおすすめです。最初はほんの数分から始め、徐々に時間や距離を取っていくと良いでしょう。
子どもから離れるときには、「トイレに行ってくるね」「◯◯したら戻ってくるからね」など、不安にならないよう言葉をかけてあげることが大切です。
また、戻ってきたときには子どもが待てたことをしっかり褒めてあげることを意識しましょう。
「親と離れても待っていれば戻って来る」と理解できれば、子どもは親子分離しやすくなります。
親子分離(母子分離)を始めるなら習い事がおすすめ!
親子分離(母子分離)の練習を始めるのは一般的に2歳頃からと言われていますが、早めに練習をしてみたいと思う方は、習い事を始めるのも一つです。
習い事で親子分離の練習をするなら、テアトルアカデミーのベビーコースがおすすめです。
テアトルアカデミーは大手芸能事務所の一つで、赤ちゃんモデル・キッズモデル(子役)が多数所属しています。
子どもたちの個性を伸ばしながら社会性を身に付けていくために、さまざまなレッスンを受講できることが特徴です。
芸能事務所のレッスンではあるものの、子どもの習い事として通うケースも少なくありません。
0〜2歳半頃までの赤ちゃんを対象とした「ベビーコース」では、月齢や発達段階に合わせてさまざまなレッスンが用意されていて、そのなかには「親子分離」もあります。
赤ちゃんモデルとして活動するなかには保護者と離れなければならないシーンも多いため、対応できるよう練習します。レッスンは長年の経験を持つプロが指導してくれるため、安心して任せられるでしょう。
このほか、手遊びや歌、身体遊び、知育など親子で楽しめるレッスンも充実しています。一緒に取り組むレッスンは、愛着の形成にも効果的です。ほかの赤ちゃんやその保護者と関わる機会が増えることから、コミュニケーション能力の向上にも役立つでしょう。
親子分離(母子分離)は成長の第一歩!赤ちゃんに向き合って慣らしていこう!
親子分離(母子分離)は、子どもが親から離れても不安にならない状態を指します。
赤ちゃんのうちは親に依存して生活しなければなりませんが、さまざまな経験を通じて自立心や社会性を育んでいくためにも、親子分離は欠かせません。
一般的に親子分離不安は生後10〜18ヶ月頃から始まり、2〜3歳頃には弱まると言われていますが、子どもの発達やペースに合わせて焦らずに向き合うことが大切です。
また、子どもと信頼関係を築くには、愛着の形成も必要です。子どもとの時間を大切にし、「自分は愛されている」と実感させてあげられるような過ごし方を意識しましょう。
親子分離をスムーズにできるよう準備しておきたい、親子分離できるか不安という方は、テアトルアカデミーの「ベビーコース」のレッスンがおすすめです。
プロの指導による「親子分離」のレッスンがあるほか、親子一緒に取り組めるレッスンも充実しています。子どもと一緒に過ごす時間を増やしたい、楽しみながら子どもの発達を促したい場合にも効果的です。
オーディションは誰でも無料で参加できるため、気になる方はエントリーから始めてみてはいかがでしょうか。