将来声優を目指す中学生や高校生は、学校へ通いながら声優として活動できるのか、また高校へ行かずプロの声優として活躍できるのか気になっている方も多いでしょう。高校生で声優になるのは不可能ではありませんが、さまざまな制約もあります。
この記事では、高校生でも声優になれるのか、声優の専門学校・養成所のカリキュラムやオーディションの流れ、声優になるために高校生から準備できることなどを紹介します。
高校生でも声優になれる？
結論から言うと、高校生でも声優になることは可能です。ただし、声優の専門学校や養成所、芸能事務所に所属しようとしても、年齢制限が設けられている可能性があります。
ここでは、高校生が声優になる主な方法を3つ紹介します。
オーディションを受ける
声優プロダクションや芸能事務所に所属せず、個人で活動する方法です。一般公募しているオーディションに参加し、合格すれば声優デビューを狙えます。
オーディション情報はWeb検索で調べることができますが、「18歳以上」と年齢制限が設けられている案件も少なくありません。
また、オーディションの参加者はすでに声優のスキルと経験を持っている人が多いため、未経験者が最終選考まで残るのは簡単ではないでしょう。
専門学校・養成所に通う
声優の経験がない方は、声優の専門学校・養成所に通うのがおすすめです。声優の専門学校や養成所では、滑舌・発声方法や演技、オーディション対策など声優として活動するために必要なスキルを幅広く学べます。
高校に通いながら養成所にも通う際は、オンラインでもレッスンが受けられるところだと学校生活への負担も少なく通えるでしょう。
しかし、入学・入所の年齢が18歳以上と決められている場合も多いため、事前に確認が必要です。
芸能事務所に所属する
芸能事務所に所属し、声優やタレントの仕事をする方法もあります。
芸能事務所は一般公開されていないオーディション情報が集まることや、声優・タレント向けのレッスンを受けられることもあり、未経験から声優を目指す方におすすめです。
しかし、芸能事務所によっては18歳未満は申し込めない場合もあるため、オーディションにエントリーする前に必ず確認しましょう。
声優養成所のカリキュラム
声優の専門学校・養成所ではどのようなことが学べるのでしょうか。ここでは、テアトルアカデミーが運営している「声優コース」を例に紹介します。
在籍ロードマップ
テアトルアカデミーの「声優コース」は、約2年間のカリキュラムが用意されています。
1年間はしっかりと基礎を身に付ける期間です。1クールを3ヶ月間とし、最初の2クールはクラス分けに向けた基礎レッスン、次の2クールはレベル別のクラスに分かれてレッスンが行われます。
その後の3クールはゼミレッスンです。講師のゼミに所属し、自分の欠点をなくし長所を伸ばす作品制作に取り組みます。
カリキュラム修了後は、さらにレベルの高い「エキスパートコース」を受講できるほか、テアトルアカデミーの総合レッスンを受けたり、クリエイターコースや俳優・タレントコースへ変更したりすることも可能です。
レッスン内容
「声優コース」は未経験から声優を目指す方がほとんどです。そのため、レッスン内容は基礎を重視したものが多いですが、専門的・実践的なスキルが身に付くレッスンもあります。
「声優コース」の主なレッスン内容は以下の通りです。
- 発声トレーニング
- 滑舌トレーニング
- 台本を使用したセリフ練習
- ナレーション読み
- フリートーク
- インプロヴィゼーション（即興演技）
- 作品制作
「声優コース」は現役の声優や業界で活躍するプロによるレッスンが受けられるため、業界の最新情報やアドバイスが得られるでしょう。
また、テアトルアカデミーが制作したアニメを使ったアフレコ実習なども行っています。
レッスンはすべてオンラインで受講でき、住んでいる場所や環境に左右されず、質の高いレッスンが受けられます。
費用
「声優コース」の入所にかかる費用は、以下の通りです。
- 入所金：145,200円
- 教育充実費：22,000円
- 月謝：22,000円
入所費用の合計は167,200円となり、別途毎月の月謝が必要です。また、レッスンを受講するスマートフォンやパソコンの機材も各自で用意します。
※金額はすべて税込み、2025年1月時点のものです
声優の養成所・芸能事務所オーディションの流れ
声優の養成所や芸能事務所に入るためには、オーディションを受けなければなりません。ここでは、テアトルアカデミーの「声優コース」を例に、入所するまでの流れを紹介します。
エントリーフォームを記入
まずは、「声優コース」のエントリーページへアクセスし、エントリーフォームに記入します。
名前や生年月日、住所などのほか、志望動機を記入するスペースがあります。志望動機は任意ですが、自分の個性や熱意を伝えるために記入するのがおすすめです。
また、エントリーの際には写真も添付しましょう。上半身が写っているもので、スマートフォンやデジカメで撮影した写真で構いません。エントリーは数分程度で完了します。
志望動機で記載する内容については、以下を参考にしてください。
オーディションに参加
エントリーフォームに入力した内容をもとに、一次審査が行われます。通過した方は二次選考のオーディションに参加できます。
「声優コース」のオーディションはオンラインで実施するため、家にいながら参加可能です。オーディションでは実技試験としてセリフテストがあり、簡単な短いセリフで演技します。
このほか、声優のオーディションについて詳しくは以下の記事も参考にしてください。
入所・入学
二次審査のオーディションに合格したら、「声優コース」へ入所します。夢に向かってスキルを磨いていきましょう。
声優になるために高校生のうちから準備しておきたいこと
高校生で声優になることを目指す道はありますが、高校を卒業して（18歳以上になって）から本格的に声優を目指して活動すると、より選択肢が広がるでしょう。
それまでは高校生のうちにできる準備をしておくことがおすすめです。
高校に通いながらできる準備として、以下が挙げられます。
- ボイストレーニング
- アフレコ練習
- 多くの作品に触れる
- 卒業後の進路を具体的に考える
ボイストレーニングでは正しい発声方法や発音を身に付け、滑舌を良くすることが大切です。自宅でできるトレーニングも多いため、継続的に行うと良いでしょう。
また、好きな作品やキャラクターの映像に、自分でアフレコをする練習も効果的です。アフレコしている様子を動画で撮影すると、客観的に自分の声や演技を見ることができます。
そして、声優は表現力や感性が求められる仕事です。高校生のうちに多くの作品に触れることで感受性が豊かになり、表現力や想像力も高められるでしょう。作品を見ることで、声優の演技の勉強にもなります。
また、卒業後の進路を決めておくことも重要です。声優の専門学校や養成所へ行くのか、芸能事務所に所属するのか、どの方法で声優を目指すかを決めておきましょう。同時にどこの専門学校・養成所・芸能事務所に入るかも比較しながら選ぶ必要があります。
高校生で声優デビューをするならテアトルアカデミー
少しでも早く声優デビューしたい方は、テアトルアカデミーの「声優コース」がおすすめです。「声優コース」は学校へ通いながらレッスンを受けることができます。
また、テアトルアカデミーは小林星蘭や松浦愛弓、稲村優奈など、声優として活躍するタレントが所属している芸能事務所です。
「声優コース」に所属するメンバーは、テアトルアカデミーのアーティスト事業部・声優サポートチームがバックアップしてくれるため、声優としての活動を視野に入れながら学べる環境も整っています。
カリキュラム修了後は別のコースにも変更でき、自分の興味やスキルに合わせて将来の選択肢も広がるでしょう。
高校生でも声優になれる！基礎を身に付けよう
高校生でも声優になる方法はいくつかあります。未経験から声優を目指すなら、声優の専門学校・養成所へ通うか、芸能事務所に所属する方法がおすすめです。
高校生で声優を目指す方は、高校へ通いながらプロによるレッスンを受けられるテアトルアカデミーの「声優コース」がおすすめです。
現役の声優や業界のプロから実践的な内容を学べるほか、コース修了後はテアトルアカデミーに所属しながら活動できます。テアトルアカデミーは声優として活躍するタレントが多く所属し、声優の出演実績も多いため、高校生でも声優デビューを目指せるでしょう。
