声優を目指している方は、プロデビューするためにどのような方法があるのか詳しく知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。
声優になるにはいくつかの方法がありますが、プロダクションに所属するのがおすすめです。
この記事では、声優になる方法や仕事内容、必要なスキルやおすすめの練習方法などについて紹介します。
声優になる方法には何がある?
声優になるには、プロダクションや養成所に所属したり専門学校に通ったり、一般公募に応募したりなど、さまざまな方法があります。
それぞれプロデビューするまでのステップや活動内容は異なるため、自分に適した方法を探すことが大切です。
ここでは、それぞれの特徴について紹介します。
プロダクションに所属
まずは、声優プロダクションや芸能事務所に声優として所属する方法です。
プロダクションには一般非公開のオーディション情報が多く集まるため、いろいろな作品に挑戦したい、プロとしての経験を積みたいという方におすすめです。
プロダクションによっては声優のスキルを伸ばすためのレッスンを行っています。
専門学校に通う
声優に必要なスキルを専門的に学びたい方、プロデビューする前に基礎をしっかり修得しておきたい方は、専門学校に通うのがおすすめです。
一般的に週5日学校へ通いながら授業を受けます。学校へ通う期間は半年〜2年程度の場合が多く、毎日顔を合わせるため同じ志を持つ仲間もできるでしょう。
声優養成所に所属
声優養成所は、声優プロダクションや芸能事務所が運営しているケースが多くあります。
レッスンの頻度は専門学校と比べて週に数回と少なく、それ以外は自主トレーニングも必要です。レッスンの時間は短時間で、受講する時間帯が選べるケースが多いため、学業や仕事と両立したい方に向いています。
また、入所期間中にオーディションや審査をクリアできれば、そのままプロダクションに所属することも可能です。
所属したいプロダクションが決まっている、実践的なスキルを身に付けたい方は養成所を検討するのも良いでしょう。
一般公募に応募
声優としてデビューする最短ルートは、一般公募でオーディションを受ける方法です。
作品オーディションでは合格すると声優として出演することが確実です。
声優としての実績を多く積みたい方や、少しでも早くデビューしたい方、未経験でも声優に挑戦したい方は一般公募に応募する方法が向いているでしょう。
ただし、一般公募されているオーディションは参加者が多いため合格する難易度も高くなる傾向にあり、全国的に有名な作品のオーディションは非公開で行われることが一般的です。
そのほか、声優のオーディションを受ける方法については以下の記事で詳しく解説しています。
声優になるのに年齢制限はある?
声優を目指している方のなかには、年齢が気がかりで応募できていないという方もいるのではないでしょうか。
声優になるのに年齢制限はありませんが、オーディションによっては応募できる年齢が定められている場合があります。
また、年齢によっては声優を目指す方法や手順が異なることもあります。
続いては、年代別に声優を目指す際のポイントを紹介します。
10代で声優を目指す場合
声優には年齢制限がないとは言うものの、オーディションや専門学校・養成学校は「16歳以上」や「18歳以上」といった形で対象年齢を設定していることがほとんどです。
声優のスキルを高める学校に通いたい場合は高校を卒業するまで待ち、それまでは自主トレーニングしておくのが良いでしょう。
もしくは、中学生のうちから芸能事務所に所属し、ナレーションや演技など、声優の活動に役立つレッスンを受けるのもおすすめです。
10代は今後の成長の余地が十分にあるため、プロダクションも積極的に採用する可能性があります。若いうちから経験を積めば、活躍の幅も大いに広げられるでしょう。
20代で声優を目指す場合
20代もまだ若いため、声優として活躍できる可能性が十分にあります。実際に20代で声優デビューした方や30代を目前に有名になった方も少なくありません。
20代でこれから声優を目指すなら、専門学校や養成所、声優プロダクション・芸能プロダクション、一般公募のオーディションなど、どのようなプロセスでも声優デビューを狙えるでしょう。
20代であれば学校や仕事と併行して声優のスキルを修得することもおすすめです。
30代で声優を目指す場合
30代から声優を目指す場合は、役柄が限られる場合があります。
また、ナレーションやアナウンスでは落ち着いた声を求められることも少なくありません。未経験から声優を目指すのであれば、専門学校や養成所でスキルを身に付けてからオーディションに応募することがおすすめです。
30代でも役柄によってはニーズがあるため、年齢を気にせずチャンレジしましょう。
40代以上で声優を目指す場合
40代からでも声優を目指せます。年齢を重ねることで声やセリフに深みが生まれることから、それを期待して起用されることもあるでしょう。
また、ナレーションやアナウンスでも活躍できる場があります。
ただし、未経験から目指すのであれば、専門学校や年齢制限を設けていない声優養成所に通ったり、声優のレッスンが受けられる芸能事務所に所属したりして、基礎やスキルを修得したうえで挑戦するのがおすすめです。
声優になれる確率は?
声優を目指す人は多く、全国で30万人ほどいると言われています。そのうち声優デビューしプロとして活躍できる人は1万人ほど、確率では約3%です。
ただし、声優を目指しているものの全員が行動に移しているわけではないため、実際に声優になれる確率はもう少し高いかもしれません。
また、声優事務所に所属している声優は1万人ほどで、そのうち声優の仕事だけで生活できる人は約300人とも言われています。この場合も確率で言うと約3%です。
声優は簡単になれる職業ではないかもしれませんが、「声優になりたい」と強く思うのであれば、挑戦する価値は十分にあるでしょう。
声優の仕事内容は?
声優はアニメのアフレコのイメージが強いかもしれませんが、そのほかにも幅広い分野で活躍できる職業です。
ここからは、声優の主な仕事内容について説明します。
アニメのアフレコ
声優の仕事と言えばアニメのキャラクターにアフレコする仕事をイメージする方が多いでしょう。アニメのアフレコではキャラクターの性格や感情を読み取り、正しく表現する演技力が求められます。
洋画の吹き替え
洋画の吹き替えも声優の仕事の一つで、海外の映画やドラマを国内向けに発信する際に必要とされます。
海外と一口に言ってもアメリカや韓国・フランスなど、対応する言語はさまざまです。
それぞれ口の動きや表情、ジェスチャーなどが国によって異なるなかで、日本の視聴者が見ても違和感がないよう工夫する必要があるため、難易度が高い仕事と言えるでしょう。
ラジオCM・ドラマ・パーソナリティ
ラジオCMやラジオドラマでも、声優が活躍します。声だけで表現できる声優は、ラジオとの相性も良いと言えます。
声優として認知度が高くなれば、パーソナリティとして番組を任せられたり、ゲストとして招待してもらえたりする可能性もあります。
ゲームやアプリのキャラクター・VTuber
スマートフォン向けのアプリやテレビゲームでは、キャラクターが話すものが増えています。
また、顔出しせずに声や表情、動作で個性を出すVTuberの人気が高まっていることもあり、声優のスキルを活かせる分野が広がっていると言えるでしょう。
ナレーション
ナレーションも声優の仕事の大きな柱です。ドキュメンタリーやバラエティ番組、広告・観光案内動画など、ナレーションが求められるシーンが多くあります。
聞き取りやすい発声や正しい発音・イントネーションなど、しっかりと基礎を固めることが重要です。
イベント司会
地域や企業が主催するイベントの司会を依頼されることもあります。
スケジュールに沿った進行をしながらもトークやコメントで会場を盛り上げる必要があるため、柔軟性と対応力が求められるでしょう。
声優としての知名度が高まれば、イベントのゲストに呼ばれることもあります。
そのほか、声優の仕事内容について詳しくは以下の記事を参考にしてください。
声優になるために必要なスキルは?
声優になり、プロとして活躍するにはどのようなスキルが必要となるのでしょうか。
声優が求められるスキル、身に付けておきたい主要なスキルは以下の通りです。
- 表現力・演技力
- 読解力
- コミュニケーション能力
- 精神力・体力
声の役者である声優にとって、表現力・演技力は俳優・女優同様に欠かせないスキルです。表現力・演技力を養うには、演じるキャラクターの性格や感情を読み取る読解力も必要となります。
また、声優は制作スタッフや監督をはじめ多くの人と関わります。
チームとして良い作品を作るためには、挨拶や返事ができる、求められたことにしっかり対応するなど、人と連携して仕事を遂行するコミュニケーション能力も身に付けておきたいスキルです。
声優として活躍し続けるには、日々の練習やスキルを伸ばすトレーニング・レッスンを継続する力も必要です。
そのほか、健康維持を心がけたりハードワークをこなしたりするために、ある程度の体力もあると良いでしょう。
声優になるための練習は?
声優になるために、発声や台詞の練習は欠かせません。専門学校や養成所、プロダクションのレッスンに通う時間のほかにも、自主的に練習しておきましょう。
自主練習では、以下のトレーニングがおすすめです。
- 腹式呼吸
- 滑舌練習
- セリフの練習
- アフレコ
聞き取りやすい発声をするためには、腹式呼吸や滑舌練習などの基本的な練習が重要です。
ほかにも、複数の異なるキャラクターでセリフやアフレコの練習を行い、表現の幅を広げていきましょう。
それぞれの練習方法について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
声優になるならテアトルアカデミーが近道
声優を目指してスキルを高め、プロを目指すなら芸能事務所のテアトルアカデミーが展開する声優コースがおすすめです。
次は、テアトルアカデミーの声優コースのメリットを紹介します。
未経験からプロを目指せる
テアトルアカデミーの声優コースは、未経験でもプロを目指せるカリキュラムが組まれています。質の高いレッスンで基礎を身に付けた後は、レベル別のクラスでさらに基礎を固めながらスキルを伸ばしていきます。
オーディションは10〜69歳まで誰でも応募できるため、未経験でもプロの声優を目指して挑戦しやすい環境です。
プロによる専門的・実践的なレッスン
これまで何人もの有名声優を輩出してきた実力派の講師陣、第一線で活躍している声優など、プロによる専門的・実践的なレッスンが受けられることも、テアトルアカデミーの特徴です。
コースの後半では、講師固定のゼミで作品の制作にも挑戦できます。プロのフィードバックをもらいながら、着実にスキルを伸ばしていけるでしょう。
レッスンしながらプロデビューを目指せる
テアトルアカデミーと株式会社QUANTUMが共同開発したオンラインキャスティングサービス「BATTEKI!!」を利用すれば、レッスンを受けながらプロデビューできる可能性があります。
また、テアトルアカデミー制作のアニメでは、人気作品に多数出演している豪華声優陣が登場します。
テアトルアカデミー出身の声優も起用されているため、レッスンを受けながら共演できるチャンスがあるかもしれません。
自宅でレッスンを受けながらプロデビューも狙えるのは、大きなメリットです。
第一線で活躍する声優が多く所属
テアトルアカデミーには人気作品に数多く出演している声優が所属しています。
ここでは、第一線で活躍している声優と出演実績を紹介します。
所属事務所 | アットプロダクション |
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主な出演作品 |
映画:「夏へのトンネル、さよならの出口」「超実写版ライオン・キング」 「スター・ウォーズ:ビジョンズ『のらうさロップと緋桜お蝶』」 「映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」 「おしりたんてい テントウムシいせきのなぞ」「若おかみは小学生!」 「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」 テレビ:「僕のヒーローアカデミア」「ストライクウィッチーズ」 ゲーム:「ゴッド・イーター3」「僕のヒーローアカデミア One‘sJustice」 |
所属事務所 | アットプロダクション |
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主な出演作品 |
映画:「金の国 水の国」「トゥモローランド」「マレフィセント」 「アリス・イン・ワンダーランド」「くまのがっこう~ジャッキーとケイティ~」 「機動戦士ガンダムNT」 テレビ:「夜のクラゲは泳げない」「GO!プリンセスプリキュア」 「蟲師~続章16話『壺天の月』」「うさぎドロップ」「毎日かあさん」 ゲーム:「サクラ革命~華咲く乙女たち~」「機動戦士ガンダムLINEウォーズ」 「アトリエオンライン」 |
所属事務所 | アットプロダクション |
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主な出演作品 |
映画・劇場版:「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン・ハイエボリューション3」 「プリンセス・プリンシパル」「若おかみは小学生!」「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」「ドクター・ドリトル」「ダンボ」「プーと大人になった僕」 テレビ:「RE-MAIN」「軒轅剣・蒼き曜」「旅街レイトショー~第三夜 夏祭り~」「ばらかもん」 ゲーム:「サクラ革命~花咲く乙女たち」「ゴッドイーター3」「グランブルーファンタジー」 そのほか:新海誠短編アニメーション「だれかのまなざし」 |
所属事務所 | アットプロダクション |
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主な出演作品 |
テレビ:「遊☆戯☆王ARC-V」「WOLF’S RAIN」「はっぴぃセブン ~ざ・テレビまんが~」 幼児番組:Amazonプライム「パニパニパイナ!2」 |
所属事務所 | テアトルアカデミープロダクション |
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主な出演作品 |
映画:「ザ・プレデター(日本語吹き替え版)」 テレビ:「刻刻」「甘々と稲妻」 CM(ナレーション):「カローラ愛媛」「フランソア」 |
このほか、テアトルアカデミー声優コースについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
自分の個性やスキルを伸ばして声優デビューを目指そう!
声優になるには、プロダクションに所属するほか、声優専門学校・養成所に通う、一般公募のオーディションを受けるなどさまざまな方法があります。
プロとして本格的に声優の活動をしていくなら、スキルを伸ばしながらさまざまな仕事に挑戦できるプロダクションに所属する方法がおすすめです。
テアトルアカデミーの声優コースは、プロによる専門的・実践的なレッスンを受けられます。未経験でも始められて、個性やスキルを伸ばしながらプロデビューも狙えるでしょう。
全国どこにいてもオンラインで受講できるため、専門学校や養成所に通いづらい方にもおすすめです。
声優を目指したいという方は10〜69歳まで誰でも応募できるテアトルアカデミーの声優コースに、まずは気軽にエントリーしてみてはいかがでしょうか。