シニア世代になってから、運動不足解消のためにダンスを始めたい、音楽が好きだからダンスを習ってみたいと考える方もいるのではないでしょうか。
ダンスは身体や心、脳に良い影響を与えるほか、仲間とのつながりもできておすすめの習い事の一つです。
この記事では、シニア世代がダンスを始める効果やおすすめのダンス、始め方、上達するコツを紹介します。
シニア世代がダンスを始める効果
ダンスは音楽に合わせて身体を動かしたり、振り付けを覚えたりするため、身体や脳の機能を向上させる効果があります。
また、身体を動かすことで気持ちのリフレッシュや仲間と交流する機会にもなるでしょう。
まずは、シニア世代がダンスを始める効果について紹介します。
身体機能の向上
ダンスは全身を使う有酸素運動です。有酸素運動は加齢とともに低下する運動能力や体力、認知能力などさまざまな機能を向上させるのに効果的とされています。
特に身体的な面で言えば、心肺機能が強化されるほか、筋力・体力・持久力なども高められるでしょう。
また、有酸素運動によって基礎代謝を上げられるため、免疫力がアップし健康面でも良い効果が期待できます。
日常的な運動習慣がない方は、ダンスで身体を動かすことで運動不足の解消やストレス発散につながり、将来的な生活習慣病や寝たきりの予防にもなるでしょう。
脳の活性化
ダンスは脳を活性化させるため、脳トレや認知症の予防にも役立つと言われています。ダンスでは振り付けを覚えたりリズムに合わせて身体を動かしたりするなど、脳を活性化させる要素が多いことが特徴です。
海外の研究では、日常的にダンスをする人は、ほとんどしない人に比べてアルツハイマー型認知症の発症率が約1/4程度というデータも出ています。
楽しみながら認知症の予防にもつながる点は、シニアの方にとって大きなメリットと言えるでしょう。
社会的交流が増える
ダンスは音楽があれば1人でもできますが、基礎から身に付けたい、上達したいという場合はダンス教室に通うのがおすすめです。
ダンス教室に通うことで、同じレッスンを受ける仲間とのコミュニケーションも自然と生まれるでしょう。普段は出会うことのない人々と、ダンスを通じて交流できるのは新鮮で刺激的でもあります。
ダンスをきっかけに社会的交流が増えれば、孤立・孤独感を感じにくくなるというメリットもあるでしょう。
また、仲間が増えればダンスへのモチベーションも高まり、良い循環が生まれるかもしれません。
心の健康の促進
ダンスは、幸せ三大ホルモンと呼ばれる「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の分泌を促すと言われています。
リズムに合わせて踊ったり、人と交流したりすることで、不安を和らげて精神を安定させてくれる「セロトニン」や「オキシトシン」が分泌され、さらに楽しさや達成感により幸福感が得られる「ドーパミン」が分泌されることで、心のバランスを良い状態に保てるでしょう。
シニアにおすすめのダンスのジャンル
ダンスと一口に言っても、ロックやヒップホップから社交ダンスやフラダンス、日本舞踊などさまざまなジャンルがあり、それぞれ特徴や魅力、難易度が異なります。
ここでは、シニアの方が気軽に始められるおすすめのダンスのジャンルを紹介します。
社交ダンス
男女ペアで踊る社交ダンスは、パートナーやダンス仲間と絆を深めたり人間関係を広げたりするのにぴったりです。
社交ダンスにはワルツやタンゴ、ルンバ、サンバなど計10種類のジャンルがありますが、シニアで未経験の方は、テンポがゆっくりなワルツ・ルンバから始めると良いでしょう。
フラダンス
フラダンスは、ハワイ発祥の伝統的な民族舞踊です。
ゆったりしたテンポに合わせて全身を動かして踊るため、小さな子どもからシニアの方まで誰でも踊りやすく習い事として人気を集めています。
日本舞踊
日本舞踊は、歌舞伎舞踊の技法をベースとして発展した踊りです。
江戸時代に生まれたとも言われ、400年以上日本で親しまれてきました。「踊り」「舞い」「仕草」の要素からなり、手の使い方や目線、首の角度など細やかな動きで多彩な表現をすることが特徴です。
日本舞踊は、何歳からでも始めやすいダンスの一つでもあります。着物を着て踊るため、しとやかな仕草や立ち振る舞いも身に付けられるでしょう。
シニアのダンスの始め方は?
シニアの方がダンスを始めるには、さまざまな方法があります。
例えば、気になるジャンルのダンススクールに入会したり、生涯学習センターで開催されるスクールに参加したりするほか、ダンススクールの体験レッスンに参加するところから始めるのもおすすめです。
また、ダンスのジャンルが決まっていない、ダンス以外にもいろいろな習い事に挑戦してみたいという方は、テアトルアカデミーの「シニアコース」のレッスンを受けるのも良いでしょう。
テアトルアカデミーのシニアコースはダンスのレッスンが充実
テアトルアカデミーは、大手芸能事務所です。所属タレントのスキルや個性を伸ばすために演技や歌、ダンスなどさまざまなレッスンを展開していて、40歳以上を対象とした「シニアコース」もあります。
テアトルアカデミーのシニアコースでは、日本舞踊をはじめ歌や演技、時代劇所作、声優、モデルなどさまざまなレッスンの受講が可能です。
ダンススクールでは体験できない多彩なプログラムで、新しく夢中になれることに出会えるかもしれません。
「演技」のレッスンでは腹式呼吸や発声練習、「モデル」のレッスンでは体幹を鍛えるトレーニングやストレッチ、ウォーキングなど、運動的な要素もあります。
テアトルアカデミーには多くのシニアタレントが所属しているため、社会的交流を広げたい方にもぴったりでしょう。
ダンスを上達させるコツ
ダンスはスキルを身に付けて表現できる幅が広がるほど、どんどん楽しくなっていきます。次に、ダンスが上達するコツについて見ていきましょう。
ダンス上達のためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 堂々と踊る
- 思い切り楽しむ
- コツコツ練習する
始めたばかりのときは、「ちゃんと踊れないから恥ずかしい」「うまくできているか不安」という思いから動きが小さくなり、かえって目立ってしまいます。
間違えてしまっても堂々と踊り、表現することを思い切り楽しむことが大切です。ミスを恐れず、積極的に動くことで振り付けも覚えやすくなるでしょう。
また、ダンスは何度も繰り返して身体の動かし方や振り付けを覚えるものです。レッスンの日でなくても、空いた時間にコツコツと練習を重ねることが上達への近道と言えます。
人生にダンスを取り入れて思い切り楽しもう!
シニア世代がダンスを始めると、身体の運動機能や免疫力の向上、認知症の予防になるなど心身ともに多くの良い効果が得られます。ダンスレッスンに通うことで、新しい出会いや交流も生まれるでしょう。
ダンスには多くのジャンルがありますが、動きがゆっくりな社交ダンスやフラダンス、日本舞踊は未経験の方でも始めやすいでしょう。
ダンスを始めるなら、ダンス教室に通ったり公共施設のスクールに通ったりするなどの方法がありますが、テアトルアカデミーの「シニアコース」のレッスンを受けるのもおすすめです。
40代以上を対象に多彩なレッスンが用意されていて、日本舞踊に加えて時代劇所作、演技などほかでは学べない内容も多くあります。身体機能を向上するようなトレーニングも含まれているため、体力をつけたい方にも向いているでしょう。
テアトルアカデミーに入るには、オーディションを受ける必要があります。年齢も経験も不問なため、気軽にエントリーしてみてください。