K-POPの歌い方の特徴や発声・ボイトレ(ボイストレーニング)方法を紹介

K-POPの歌い方の特徴や発声・ボイトレ(ボイストレーニング)方法を紹介 ダンスボーカル

世界的に人気の高いK-POPは、発声や発音方法に特徴があるほか、さまざまなテクニックを駆使して歌われています。

K-POPがうまくなりたい、K-POPアイドルとしてデビューしたいと考えている方は、効果的な歌い方やボイストレーニングの方法を知ることで、グッと上達するでしょう。

この記事では、K-POPの歌い方の特徴や発声・ボイトレ方法を紹介します。

K-POPの歌い方の特徴

K-POPの歌い方の特徴

K-POPの歌詞は韓国語ですが、日本語とは言葉の仕組みから発音方法、発声方法まで大きく異なります。

そのため、K-POPをうまく歌うには、歌のスキルに加えて韓国語の発音と発声を身に付ける必要があるでしょう。

まずは、K-POPの歌い方の特徴について解説します。

発音方法

日本語と韓国語では、母音と子音の数が異なります。日本語は母音が5個、子音が13個であるのに対し、韓国語は母音が10個、子音が14個です。

母音とは「あ・い・う・え・お」の音で、子音は「こ・さ・ね」などをローマ字で表記したときの「k・s・n」の部分に当たり、韓国語も母音の「ㅏ・ㅑ・ㅓ・ㅕ・ㅗ」、子音の「ㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅅ」などを組み合わせて構成されます。

韓国語には母音と子音のほかに、パッチムやㅇ(イウン)、ㄴ(ニウン)など日本語にはない発音もあります。

日本語は母音が優位な言語なこともあり、子音やパッチム、イウンやニウンなどの発音が苦手な人が多いと言われています。

K-POPが上達するには、韓国語の発音をしっかり覚え、子音をはっきりと発音することが重要です。

発声方法

発声方法も日本語と韓国語で特徴が異なります。

日本語の発声は浅い呼吸の胸式呼吸であることが多い一方、韓国語はお腹に力を入れないと子音の発音ができないため、自然に腹式呼吸で発声している場合がほとんどです。

また、K-POPでは喉を締めて発声する「エッジボイス」を使ったり、声に息が乗っている状態で歌ったりするなど、歌の表現力が高いことも特徴と言えます。

テクニック

K-POPアイドルの歌がうまい理由には、さまざまなテクニックを駆使していることも挙げられます。

K-POPで取り入れられているテクニックには、以下のようなものがあります。

テクニック名 特徴
ビブラート フレーズの終わりに声を波打つように揺らして歌う手法。音に響きを出したり強調したりする効果がある。
エッジボイス 声帯が閉じた状態で出る声。「あ゛あ゛あ゛」のようにホラー感のある声が特徴。表現の幅を広げるのに有効。
ベルティングボイス 地声のような音質で高い音域を大きく歌う発声法。感情を強く表現でき、ミュージカルやロック・ポップミュージックで取り入れられることが多い。
フェイク 音程やリズムをアレンジして歌う方法。表現の幅を広げながらオリジナリティを出せる。

K-POPの歌がうまくなるおすすめのボイトレ(ボイストレーニング)方法を紹介

K-POPの歌がうまくなるおすすめのボイトレ(ボイストレーニング)方法を紹介

K-POPの歌い方を身に付けるには、ボイトレ(ボイストレーニング)を行い、歌唱力とテクニックを高めていく必要があります。

続いては、K-POPの歌い方を上達させるために効果的なおすすめのボイトレ方法を紹介します。

リップロール

リップロールは、閉じた唇を息で震わせるトレーニングです。

口まわりや喉の筋肉をほぐすことで、息のコントロールがしやすくなるほか、音程も取りやすくなります。

リップコントロールのトレーニング方法は以下の通りです。

  1. 唇を閉じた状態でリラックスする
  2. 鼻から息を吸い、唇を閉じたままゆっくりと少しずつ吐き出す
  3. 唇がプルプルと振動しはじめたら、なるべく長く続くよう息を吐き続ける

ロングトーン

ロングトーンは、一定の音程でできるだけ長く声を出し続けるトレーニングです。

ロングトーンを正しく行うには息の量のコントロールが必要になり、練習を繰り返すことで自然に腹式呼吸が身に付くでしょう。

また、発声方法が安定するメリットもあります。
ロングトーンのトレーニングは、以下の手順で行います。

  1. 腹式呼吸で息を整える
  2. 自分の出しやすい音程を探す
  3. 音程が見つかったら、その高さでできるだけ長く声を出し続ける

まずは、声が30〜40秒くらいキープできるように練習し、慣れてきたらトレーニングを重ねながら、秒数を伸ばしていきましょう。

タングトリル

タングトリルは、巻き舌で「ラララララ…」と声を出しながら息を吐き続けるトレーニングです。

舌の筋肉を鍛えたりリラックスさせたりすることに効果的なほか、滑舌の向上、呼吸法のトレーニングにもなります。

タングトリルのトレーニングは、以下の手順で行います。

  1. 口を少し開き、上顎(上の歯の裏側あたり)に舌で触る
  2. ゆっくりと息を吐きながら舌先を巻いて「ラララララ…」と振動させる
  3. 息が切れるまで続ける

首や肩、顎をリラックスさせ、舌全体が振動するように意識することがポイントです。

腹式呼吸

腹式呼吸は、歌唱スキルを高めるために習得しなければならないと言って良いほど必要なスキルです。

腹式呼吸は、息を吸うとお腹が膨らむ呼吸法で、声量が増えて声がきれいに伸び、歌の表現力を高められるメリットがあります。

腹式呼吸のトレーニングは、以下の手順で行います。

  1. まっすぐの姿勢で立つか、仰向けに寝る
  2. おへそあたりに両手を置く
  3. リラックスした状態でお腹を膨らませながら鼻からゆっくりと息を吸う
  4. 息を吸うよりも長い時間をかけて口から息を吐き出す

吐き出すときはできるだけ長い時間を使い、お腹が平らになるまで息を出し切ります。

発声練習

K-POPの歌い方は、発声方法にも特徴があるため、うまくなるには練習が必要です。

例えば、K-POPの歌い方の特徴の一つに「息を入れた歌い方」「空気を混ぜたような歌い方」がありますが、日本人では苦手な人も少なくありません。

発声練習をする際は半身をリラックスさせ、下腹部に力を入れることを意識して息と声を発することを意識するのがポイントです。

習得するには練習を重ねる必要があるため、まずはため息を出すように息を吐き、徐々にため息に声を乗せていくのも効果的です。

発音練習

K-POPをうまく歌うには、まずは韓国語に慣れることが大切です。

韓国語は子音のみで発音する単語が多いため、日本語のように母音と子音を一緒に発音すると片言に聞こえやすくなってしまいます。

そのため、リスニングと発音練習を繰り返して、ネイティブな韓国語を身に付けましょう。子音の発音がしづらい方は、滑舌のトレーニングも併せて行うのがおすすめです。

K-POPの歌い方は独学で習得できる?

K-POPの歌い方は独学で習得できる?

K-POPは時間をかけてトレーニングを重ねれば、独学でも習得できないわけではありません。

しかし、韓国語や発音を覚えながら発声・歌のトレーニングをしなければならず、壁にぶつかることも多々あります。

またネイティブな発音ができているか、自分では判断しづらいこともあるでしょう。

効率的にスキルアップを目指すなら、レッスンを受けるほうが得策と言えます。

韓国語の発音や発声、歌のテクニックについて、それぞれのプロがポイントを押さえて教えてくれます。自分が苦手な部分やつまずく部分に対しても的確なアドバイスがもらえるため、大幅な上達が目指せるでしょう。

また、K-POPの歌だけでなく、ダンスも一緒に習得できるスクールもあるため、K-POPのダンスが好きな方やK-POPアーティストデビューをしたい方は、幅広く学べるスクールに通うのがおすすめです。

K-POPの歌い方を習得するならテアトルアカデミー!

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それぞれプロの講師陣による丁寧なレッスンが受けられるため、韓国語、歌、ダンスが未経験でもしっかりとスキルアップできるでしょう。

また、現役のK-POPアイドルによるワークショップも開催されるなど、楽しみながら学べる環境が整っています。

オーディションもレッスンもオンラインで受講できることもうれしいポイントです。

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    K-POPをうまく歌うには、まずはK-POPの歌い方の特徴や発音、発声などについて理解したうえで、ボイストレーニングを重ねていくと良いでしょう。

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