オーディションの自己PRは、自分の魅力や芸能人として役立つ素質をアピールするためのものです。
オーディションに合格するには、審査員や採用担当者の印象に残るよう、インパクトのある自己PRを作りましょう。
この記事では、オーディションの面接に合格しやすい自己PRの作り方を解説します。
オーディションで自己PRのチャンスは2回
芸能界に入るためのオーディションでは、自己PRが求められることが多いです。
審査員や採用担当者が自己PRを求める理由は、主に以下の3つです。
- やる気やモチベーションを図るため
- その人にしかない魅力を知るため
- 芸能界で活躍するための素質があるかを見極めるため
また、芸能界のオーディションでは、自己PRのチャンスが2回あります。
まずは、一次審査と二次審査の自己PRではどのようなことを伝えれば良いかを解説します。
一次審査・応募書類での自己PR
オーディションの一次審査は、書類審査であることが一般的です。書類審査では、応募書類に自己PR欄があることが多くあります。
書類審査における自己PRでは、趣味や特技、強み、熱意などを文章で分かりやすく伝えることが重要となるでしょう。
詳しい書き方のポイントは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
二次審査・面接での自己PR
書類審査に合格したら、次はいよいよ二次審査の面接です。
オーディションの面接における自己PRは、「1分間で自分をアピールしてください」など、時間を決められるケースが多いので、あらかじめ練習をしておきましょう。
演技やダンスなどの特技をアピールした場合は、その場で披露してほしいと言われることもあります。
二次審査の自己PRでは、応募書類に書いた内容+αの説明を意識するのが基本です。
ただし、一次審査の応募書類とまったく違う自己PRをしてしまうと、アピールポイントに一貫性がないと判断され、信頼を得られない可能性があるので注意しましょう。
オーディションの自己PRで意識したいポイント
オーディションの面接に合格する自己PRを作るには、審査員や採用担当者がどんなことをチェックしているのかを理解しておきましょう。
続いては、オーディションの面接時の自己PRで意識したいポイントを紹介します。
応募書類の自己PRとズレがないか
オーディションの一次審査で書類審査に合格したということは、応募書類の自己PRが評価されたということです。
審査員や採用担当者は二次審査の面接で、自己PRに書かれた内容が本当なのかどうかを知りたいと考えています。
面接で行う自己PRは、応募書類の内容とズレがないよう一貫性を持たせることが大切です。その場しのぎで思いついたことを話すのはやめましょう。
自分の言葉で話せているか
面接では自己PRを求められるケースがほとんどなので、あらかじめ練習しておくと本番でも落ち着いて話せます。
しかし、紙に書いた文章をただ読み上げるだけの練習は、逆効果です。覚えた文章をそのまま口から発するだけの自己PRでは、せっかくの熱意が伝わりません。
緊張するかもしれませんが、ハキハキと自信を持って、自分の言葉でアピールすることを心がけましょう。
自己PRの練習をするときは、覚えた文章をそのまま言うのではなく、気持ちを言葉や表情に乗せることを意識することも重要です。
芸能界で活かせる素質があるか
芸能事務所の入所オーディションの場合、面接の時点で即戦力としてのスキルが求められているわけではなく、芸能界で活躍できる素質があるかどうかをチェックされています。
そのため、自己PRでは自分のありのままの魅力をアピールするようにしましょう。
無理に背伸びをしたり、自分の能力以上のことをアピールする必要はありません。もちろん、嘘をつくのもNGです。
レッスンが充実している芸能事務所の場合、仕事に必要なスキルは入所した後から身に付けることもできるので、安心してください。
オーディション合格を勝ち取る!インパクトのある自己PRの作り方
オーディションで合格を勝ち取るには、審査員や採用担当者の印象に残るインパクトのある自己PRを作ることが大切です。
続いては、オーディションに合格しやすい自己PRの作り方を解説します。
アピールポイントは絞る
オーディションの面接で与えられる自己PRの時間は、1分間ほどです。
1分間という短い時間なら、いろいろなことを伝えるよりもアピールポイントを1〜2個に絞ったほうが印象に残りやすいでしょう。
例えば、「1日〇時間の練習を〇年間続けています。」「〇〇大会で〇〇賞を受賞しました。」など、具体的で分かりやすい説明ができるものを選ぶのがおすすめです。
意外性はインパクトになる
オーディション面接の自己PRでは、アピールポイントに意外性があると印象に残りやすいです。
例えば、「大人しそうに見えてスポーツ万能」だったり、「やんちゃそうに見えて英語がペラペラ」だったり、自分の見た目に反する特技があれば、良いアピールポイントになるでしょう。
ただし、自己PRで特技をアピールするときは、面接の場で披露してほしいと言われる可能性も考慮しておきましょう。
最初に結論を伝える
面接の自己PRでは、「結論→具体例(根拠)→展望(芸能界でどう活かせるのか)」の順番で話すのが基本です。
結論から伝えることで、審査員や採用担当者の興味をひくことができます。
最初に興味を持ってもらえれば、最後までしっかりと聞いてもらえる可能性が高いでしょう。
オーディションに合格しやすい自己PRの例文
オーディションに合格するための自己PRは、必ずしも特技でなくても構いません。
特技がない場合は、好きなことや趣味などをアピールしてもOKです。
ここからは、オーディションの面接に合格しやすい自己PRの例文について、特技がある場合とない場合の2パターンで紹介します。
特技がある場合
まずは、特技がある場合の自己PRの例文から紹介します。
私はバレエが得意です。
【具体例(根拠)】
3歳からバレエスクールに通ってレッスンを受け続け、コンクールで〇〇賞を受賞したこともあります。
現在は、バレエだけではなく、ダンスや演技にも興味があり、学校では演劇部に所属しています。
【展望】
芸能界では、バレエや演劇部で磨いた表現力を武器に、さまざまな役を演じ分けられる女優になりたいです。
オーディションの面接でバレエや演技などの特技をアピールする場合、その場でやって見せてと言われる可能性が高いです。
自己PRと同じく1分間程度で、特技披露の準備もしておきましょう。
特技がない場合
特技がない場合、オーディション面接の自己PRでは、好きなことや趣味をアピールしましょう。
私の趣味は、食べ歩きです。
【具体例(根拠)】
お気に入りのお店については、感想をSNSにアップしています。
これまで投稿してきたお店の数は〇〇です。フォロワー数は〇〇人になりました。
【展望】
食べることが大好きなので、食レポが上手にできるタレントになりたいです。
SNSでの情報発信も好きなので、さらにフォロワーを増やせるように頑張って、飲食店や食品のPRやCMのお仕事をいただけるようになりたいです。
オーディションは自己PRで合格を勝ち取ろう
自己PRは、オーディションの合否を左右する重要なポイントです。面接でアピールする時間は1分間ほどと非常に短いので、事前にしっかりと準備をしておきましょう。
もし芸能界へのデビューを本気で考えているのであれば、まずはテアトルアカデミーにエントリーするのがおすすめです。
幅広いジャンルの仕事を紹介してもらえる大手芸能事務所で、限定の非公開オーディションの案内も多く、合格に向けた対策レッスンも充実しています。
今回紹介した内容も参考に、自分の魅力が伝わる自己PRを作って、ぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか。