芸能事務所オーディションの一次審査は書類選考が一般的です。書類選考に合格するには、採用担当者の印象に残る志望動機を書くことが重要です。
しかし、芸能人になりたい気持ちや熱意があっても、それを文章にするとなるとなかなか難しいものです。どう書けば良いか分からないという方も多いでしょう。
この記事では、芸能事務所オーディションの志望動機について、書き方や例文を紹介します。
芸能事務所オーディションの志望動機の目的は?
芸能事務所のオーディションで志望動機を書かせる目的は、本人のやる気と熱意を確かめるためです。
「何となく」などの曖昧な志望動機だと、採用担当者に「すぐに辞めてしまいそう」という印象を与えてしまいます。
芸能事務所オーディションに合格して入所できたとしても、すぐにデビューできるとは限りません。
演技力や表現力を磨くレッスンを受けることからスタートして、テレビドラマや映画、テレビCMなどのオーディションに合格したらデビューが決まります。
そのため、芸能界で活躍するには諦めずにチャレンジする強い心が必要です。
本人のやる気がないとレッスンが長続きせず、途中で投げ出されてしまう可能性があるので、芸能事務所の採用担当者は何よりも熱意を重要視するのです。
書き方が分からないからといって志望動機を空欄にしたり、適当に書いたりして提出するのはNGです。志望動機をしっかりと書いて、やる気と熱意をアピールしましょう。
芸能事務所オーディションの志望動機に書く内容
オーディションの志望動機は、就職やアルバイトの履歴書とは書く内容が違います。
続いては、オーディションの応募書類に書く志望動機の内容、採用担当者の目に留まる書き方のコツについて紹介します。
応募理由・きっかけ
オーディションの志望動機の冒頭には、芸能人を目指す理由や芸能事務所に応募したきっかけについて書きましょう。
「小さい頃から映画やドラマが好きで、今は演劇部に入っています」「おしゃれが好きで、ファッション雑誌は〇〇や〇〇を読んでいます」など、具体的なエピソードを添えると動機に信憑性が生まれます。
また、「演技の専門的なレッスンが受けられるから」「幅広いジャンルの仕事に挑戦できるから」など、なぜその芸能事務所を選んだのかを説明できると良いでしょう。
現在努力していること
芸能事務所に合格するために努力していることがあれば、志望動機と併せて記入しましょう。
「ファッション雑誌を見ながらポージングを研究している」「演劇部の舞台で主役を務めた」など、できるだけ具体的に書くのがポイントです。
また、舞台への出演実績やコンクールでの受賞歴など、成果が分かるものがあればアピールポイントになります。
合格したらどうなりたいか
志望動機の最後には、オーディション合格後のビジョンや目標を書き添えましょう。
「〇〇さんのようになりたい」と憧れの芸能人の名前を挙げたり、「演技力を磨いてドラマや映画に出演したい」など希望のジャンルを伝えたりするのも良いでしょう。
夢をかなえるまで絶対に諦めないという熱意を伝えるのも効果的です。
芸能事務所オーディションの志望動機で注意したいNGポイント
オーディション用の志望動機を書くときは、いくつか注意したいこともあります。
ここからは、志望動機を書くときの注意点とNGポイントについて紹介します。
嘘を書くのはNG
合格したいという気持ちが強いのは良いことですが、オーディションの志望動機に嘘を書くのはNGです。
一般的に芸能事務所オーディションは、書類選考に合格すると二次審査として面接が行われます。
面接の場では、「現在努力していること」など志望動機に書いた内容を実際に見せてほしいと言われる可能性もあるので、嘘を書いてもバレてしまうでしょう。
ありきたりの定型文はNG
志望動機に何を書けば良いか分からないとき、インターネット上にある例文やサンプルは参考になります。
しかし、サンプルの文章をそのまま使ったところで採用担当者の印象には残りにくいです。
自分らしさや熱意を伝えるためには、定型文をそのまま使うのではなく自分の言葉で書くことが大切です。
芸能事務所オーディションの志望動機の例文
ここからは、芸能事務所オーディションの応募書類に記入する志望動機の例文をいくつか紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
志望動機の例①
今は演技力を養うために学校の演劇部に入部し、日々練習に励んでいます。
また、物語の登場人物の気持ちになりきることを意識しながら小説を読んだり、アルバイトをしてお金を貯めて舞台を見に行ったりしています。
しかし、女優になるためにはそれだけでは足りないと感じています。
貴社では、多彩なレッスンプログラムで表現力や演技力を磨くことができると知りました。
△△のドラマを見て、貴社に所属する〇〇さんの演技に感銘を受けたこともあり、貴社への入所を希望しました。
オーディションに合格したら、ドラマや映画のオーディションに挑戦したいです。
志望動機の例②
私は昔から人前に立つことが好きで、学芸会で主役に立候補したり、クラスでは学級委員を務めたりしていました。
人から注目を浴び続けるためには、魅力のある人でいなければなりません。
テレビ番組で活躍する方々は、見た目がきれいなだけではなく、トーク力や表現力、演技力があり、とても魅力的な方ばかりです。
人に注目される仕事に就くには、もっと自分の魅力を高めなければいけないと思いました。
貴社には、私が最も憧れる芸能人の〇〇さんが所属しています。また、芸能界で役立つ専門的なレッスンを受けられることも知りました。
オーディションに合格したら、レッスンを受けながら努力して、〇〇さんのようにCMやテレビ番組で幅広く活躍するタレントを目指します。
芸能事務所オーディションは志望動機で熱意を伝えよう
芸能事務所オーディションの応募書類に書く志望動機は、採用担当者が本人のやる気や熱意を判断するためにあるものです。
芸能事務所の採用担当者は必ずチェックする項目なので、今回紹介した書き方や例文も参考に、自分の気持ち・熱意を自分の言葉で伝えることを意識してみてください。
志望動機がしっかりとまとまったら、オーディションに応募してみましょう。
例えば、芸能界で幅広く活躍するタレントが多数所属している大手芸能事務所のテアトルアカデミーは、郵送やWebから簡単に応募可能です。
また、入所後のレッスンが充実しているのが特徴で、演技力やダンス力、歌唱力など、芸能界で役立つスキルを身に付けられるというメリットもあります。
芸能界を目指すなら、ぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか。