オーディション用の履歴書には自己PRを記入する欄があります。自己PRは、書類審査の合否を左右する重要な要素の一つです。
この記事では、オーディションに合格するための自己PRの書き方について、例文を交えながら詳しく解説します。
芸能事務所オーディションでは自己PRが重要
芸能事務所オーディションの応募書類には、自己PRを書く欄があることがほとんどです。
自己PR欄には、趣味や特技、得意なことなどを記入するのが一般的ですが、ありきたりな内容で終わってしまうのはもったいないでしょう。
芸能界で活躍できる人材であること、その素質があることを示せるチャンスなので、ほかの人にはない自分だけの魅力をアピールすることが大切です。
もちろん、空白のまま提出するのはNGですが、長すぎる文章も良くありません。応募書類の自己PR欄は、長すぎず短すぎない読みやすい文章で、具体的なエピソードを添えて簡潔にまとめましょう。
また、芸能事務所のオーディションは、一次審査が書類選考、二次審査が面接というパターンが多いです。
自己PR欄に「ダンスが得意」「歌が好き」などと記入した場合、面接で「実際に見せてほしい」と言われる可能性があるので、自信を持って披露できるように練習しておきましょう。
芸能事務所オーディション向け自己PRの書き方
芸能事務所オーディションの合格を目指すなら、採用担当者の目に留まりやすい自己PRの書き方を押さえておきましょう。
ここからは、自己PRを書くときの手順と具体的な書き方について説明します。
アピールする内容を決める
まずは、自己PRで何をアピールするのかを決めます。芸能界で活かせる趣味や特技があるなら、大きな強みになるでしょう。
アピールできる趣味や特技がない場合は、今一番頑張っていることについて書いたり、自分の長所は何かを周りの人に聞いてみたりするのもおすすめです。
自己PRの構成を考える
アピールする内容が決まったら、自己PRの構成を考えます。
芸能事務所オーディション用の自己PRの一般的な構成は、以下の通りです。
結論:アピールしたいこと
オーディションに合格する自己PRを書くには、冒頭の書き出しが重要なポイントになります。
なぜなら、芸能事務所にはたくさんの応募書類が届くので、採用担当者がすべての自己PRを最後まで読むとは限らないからです。
オーディション用の自己PRでは、採用担当者に見てもらえるよう一番アピールしたいことを最初に書くようにしましょう。
概要:具体的なエピソード
次に、アピールポイントを後押しする具体的なエピソードを添えます。
例えば、ダンスが得意なことをアピールする場合、「小学生からダンスを習っていて、今も週3回レッスンに通っています。」など、期間や回数を含めて書くと具体性が高まります。
行動:努力したこと
次に、努力したことや自分が行動したことについて説明します。
例えば、「学業との両立が大変ですが、1日のスケジュールを決めて、どちらもおろそかにならないように頑張りました。」など、努力の資質や継続性があることをアピールできるとベストです。
成果:スキルや受賞歴
アピールする趣味や特技について、スキルを証明できる実績がある場合は併せて紹介しましょう。
ダンスをアピールするならコンテストや大会での受賞歴、勉強との両立をアピールするなら取得した資格も記入しておくと印象が良くなります。
目標:芸能界で実現したいこと
最後に、芸能界で実現したいことや目標を記入します。
「ダンスで培った表現力を武器に、ドラマや映画で活躍する〇〇さんのような女優になりたいです。」など、憧れの芸能人の名前を挙げるのも良いでしょう。
読みやすい字で丁寧に書く
履歴書に自己PRを記入するときは、採用担当者が読みやすいよう丁寧な字で書くことを心がけましょう。
また、文章が長くなるときは改行したり、アピールしたいことが複数ある場合は箇条書きにしたりすると読んでもらいやすくなります。
芸能事務所オーディションに合格する自己PRのコツ
芸能事務所オーディションの書類審査で採用担当者の印象に残る自己PRを書くためには、いくつかポイントがあります。
続いては、芸能事務所オーディションへの合格につながる自己PRの内容に関するコツを解説します。
意外な趣味・特技を選ぶ
芸能事務所オーディションでは、意外性のある自己PRが採用担当者の目に留まりやすいです。
例えば、見た目は細身で大人しそうな女性の特技が「空手」だったり、筋肉質でいかにも強そうな男性の趣味が「お菓子作り」だったりすると、より話を聞いてみたいと思ってもらえるかもしれません。
趣味や特技が複数ある場合は、意外性のあるものをピックアップしてアピールしましょう。
アピールポイントを絞る
自己PR欄にアピールポイントを詰め込みすぎると、結局何を伝えたいのかが分かりにくくなってしまいます。
あれもこれもと欲張らず、アピールポイントは1つか、多くても2つまでに絞るのがおすすめです。
素質や魅力をアピールする
特別な趣味や特技がないからといって、芸能界への夢を諦める必要はありません。
必要なスキルは入所後のレッスンで身に付けられるので、芸能事務所のオーディションでは芸能人として活躍できる素質や魅力があることを知ってもらいましょう。
自己PRでは「会って話してみたい」と思ってもらうことが重要です。「コツコツと努力できる」「初めての場所でも緊張しない」など、性格的な魅力をアピールしても良いでしょう。
芸能事務所オーディションの自己PRの例文
ここからは、芸能事務所オーディション用の自己PRの例文をいくつか紹介します。
このまま使用するのはNGですが、自己PRを書くときの参考にしてみてください。
自己PR例①
小さい頃は友達と遊びたくてレッスンが嫌になったこともありましたが、頑張って続けてきました。その結果、〇〇コンクールで入賞することができたのは私の誇りです。
芸能界に入ったら、バレエで身に付けた美しい所作を武器に、雑誌やファッションショーで活躍できるモデルを目指したいです。
自己PR例②
小説も好きですが、最近では歴史や科学の本にも興味があります。読書は、自分に新しい世界を教えてくれます。
芸能界に入ったら、読書で培った想像力や知識を活かして、ドラマや映画で演技をする女優や、クイズ番組などに出演するバラエティタレントとして活躍したいです。
芸能事務所オーディションは印象に残る自己PRで合格しよう
芸能事務所のオーディションに合格するためには、採用担当者の印象に残る自己PRを考える必要があります。
今回紹介した自己PRの書き方や例文も参考に、自分にしかない魅力を積極的にアピールしてみましょう。
「良い文章ができた」と思ったら、芸能事務所のオーディションに応募してみてください。
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郵送またはWebから簡単にエントリーできるので、自分の魅力が伝わる自己PRを書いて、合格を目指してみてはいかがでしょうか。