芸能事務所オーディションでは一次審査として主に書類審査が行われ、書類審査に通ると二次審査として面接が行われるのが一般的です。
オーディションに合格するには、落ち着いて受け答えをして自分の魅力を伝えることが大切なので、面接に挑む前に聞かれることを予想し回答を考えておくと良いでしょう。
この記事では、芸能事務所オーディションで行われる面接の流れ、よくある質問内容や回答のコツなどを解説します。
芸能事務所オーディションの面接の流れ
芸能事務所オーディションの流れは各芸能事務所によって違いがありますが、ここでは基本的な例として面接がどのように進むのかを見ていきましょう。
自己紹介
オーディションの面接では、最初に自己紹介をします。
自己紹介は第一印象を決める重要なポイントであるため、面接官の目を見て大きな声でハキハキとしゃべることを意識しましょう。
緊張しすぎてしまうと声が小さくなったり、何を言えば良いのか分からなくなったりすることもあるので、あらかじめ何を話すかを考えて、できれば練習をしておくと良いかもしれません。
芸能事務所オーディションの自己紹介では、名前や年齢、住んでいる場所や出身地などを伝えるのが一般的ですが、それだけで終わるのはもったいないです。
自己紹介の時間は1分間程度もらえることが多いので、「ダンスが得意」「ボイストレーニングをしている」など、芸能界で活躍するうえで強みになりそうな趣味や特技などを付け加えて、自分をしっかりとアピールしましょう。
面接官からの質問
自己紹介が終わったら、次は面接官からの質問に移ります。
オーディションの面接で何を聞かれるのか、質問内容を事前に教えてくれる芸能事務所はほとんどありません。自己紹介で伝えた内容について質問されたり、特技の実演を求められたりすることもあります。
どんな質問をされるのかを予想し、どう答えるかを考えておくとスムーズな回答ができるでしょう。
もちろん、質問に対する答え方もチェックされています。例えば、声のトーンや目線、しゃべり方、言葉遣いなども見られているので、予想外な質問をされたとしても、焦らずに落ち着いてゆっくりとしゃべることを心がけてください。
芸能事務所オーディションの面接でよくある質問
続いては、一般的な芸能事務所オーディションの面接で面接官から聞かれることが多い質問を紹介します。
回答例やコツも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ芸能事務所に入りたいのか
芸能事務所オーディションの面接で、必ずと言って良いほど聞かれるのが「志望動機」です。
オーディションを受けようと思ったきっかけ、芸能人になりたい理由などを簡潔に答えましょう。
回答例・コツ
志望動機を答えるときは、芸能人になりたい気持ちを伝えるだけではなく、「オーディション合格後のビジョン」や「なぜその芸能事務所に所属したいのか」を明確に伝えるのがポイントです。
どんな芸能人になりたいのか
芸能事務所オーディションの面接では、「どんな芸能人になりたいのか」「憧れの芸能人は誰か」なども、定番の質問の一つです。
回答例・コツ
オーディションを受ける芸能事務所に憧れの芸能人がいる場合は、尊敬するポイントなどをより具体的に伝えるようにしましょう。
また、憧れの芸能人が別の芸能事務所に所属している場合も、嘘をつく必要はありません。
憧れている理由や目指す芸能人像については、正直な気持ちを熱意を持って伝えたほうが好感を持ってもらえるでしょう。
芸能界に入ってやりたいこと
芸能界と一口に言っても、俳優・女優・モデル・バラエティタレントなど、さまざまなジャンルがあります。
芸能事務所オーディションの面接で「芸能界に入ってやりたいこと」を聞かれたら、志望のジャンルを答えるようにしましょう。
回答例・コツ
このように、目標にしている具体的な芸能人の名前を挙げて、やりたいことをアピールするのもおすすめです。
趣味・特技・得意なことは何か
芸能事務所オーディションの面接では、自己紹介や自己PRの内容について質問されることもあります。
ダンスやモノマネ、英会話などを特技として挙げている場合、その場で実演を求められる可能性が高いので練習しておくと緊張が和らぎます。
回答例・コツ
「毎日〇時間練習している」「〇〇の大会で入賞した」など具体的な実績を伝えると、面接官の印象に残りやすくなります。
芸能人になるために努力していること
芸能事務所オーディションの面接では、芸能人になるために努力していることについて聞かれることもあります。
芸能界で成功するために欠かせない「努力の資質」や「継続力」などを見るための質問です。
回答例・コツ
始めた頃のフォロワー数は〇〇人でしたが、今では〇〇人になりました。
努力している内容や継続している期間など、できるだけ具体的にアピールすることが大切です。
芸能事務所オーディションの面接で気を付けること
ここからは、芸能事務所オーディションの面接時に気を付けたい注意点を紹介します。
未成年は保護者の同意が必要
未成年者が芸能事務所に所属するには、保護者の方の同意が必要です。オーディションの面接で聞かれることもあるので、事前に同意を得ておきましょう。
もし、保護者に芸能界を目指すことを反対されているなら、先に説得する必要があります。
どんな質問にも笑顔で答える
オーディションの面接中は、常に笑顔でいることを意識しましょう。
面接官は、質問に対する回答だけではなく受け答えの姿勢も細かくチェックしています。予想外のことを聞かれたとしても、焦らずに落ち着いて笑顔で答えれば好印象です。
熱意をしっかりとアピールする
芸能事務所オーディションに合格するには、「芸能界に入りたい」という熱意をしっかりとアピールすることが大切です。
面接での質問にマニュアル通りに答える必要はなく、熱い思いを自分の言葉で伝えたほうが面接官の印象に残りやすいでしょう。
また、曖昧な回答は避け、エピソードなどを添えて答えると具体性が高まります。
芸能事務所オーディションの面接は準備をしっかりして受けよう
芸能事務所のオーディションで何を聞かれるかは当日になってみないと分からないうえ、本番ではどうしても緊張感が高まってしまうものです。
そのため、事前に質問の内容を予想して答え方を考えたり、特技披露の練習をしたりなど、面接のシミュレーションをしておくと、本番でも落ち着いて自分らしく振る舞うことができるでしょう。予想外の質問をされた際には、笑顔で正直に答えれば問題ありません。
また、芸能事務所のオーディションを受けるなら、大手芸能事務所のテアトルアカデミーがおすすめです。
女優や俳優、モデルなど幅広いジャンルで活躍する芸能人が多数所属しているほか、郵送やWebで簡単にエントリーできます。
オーディションへの参加は無料なので、芸能界を目指している方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。