YouTubeライブ配信は、視聴者とリアルタイムで交流できる人気の発信方法です。
自宅からでも手軽に始められる一方で、機材の準備や配信設定、収益化の条件などを理解しておかないとスムーズに進めるのは難しいでしょう。
この記事では、YouTubeライブ配信のやり方を解説し、必要な機材や収益化の条件、配信できないときの原因などを紹介します。
YouTubeライブ配信を行うために必要な機材・準備
YouTubeライブ配信を行うには、まずは必要な機材をそろえることが重要です。
一般的に、ライブ配信で使用するアイテムは以下のようなものがあります。
- パソコンまたはスマートフォン
- マイク(クリアな音声を届けるため)
- カメラまたはWebカメラ
- 照明(リングライトなど)
- 安定したインターネット環境
- 三脚やスタンド
- ヘッドホン
これから始める方の場合、マイクやカメラはスマートフォンの機能を使用しても問題ありませんが、ライブ配信の品質にこだわりたい方や本格的に始めたい方は別途そろえたほうが良いでしょう。
また、機材の準備に加えて、YouTubeで配信を行うにはGoogleアカウントの作成、YouTubeチャンネルの開設、そしてライブ配信申請をYouTube側に行う必要があります。
これらの手順を事前に整えておけば、スムーズにライブ配信を始められるでしょう。
イラストや3Dのアバターを使ってVTuberとしてのライブ配信を検討している方は、以下の記事も参考にしてください。
YouTubeライブ配信のやり方・手順
YouTubeライブ配信は、パソコンやスマートフォンがあれば簡単に始められます。
ただし、配信には登録者数やアカウントの確認など一定の条件があります。条件を満たしていない場合、ライブ配信できないこともあるため、事前に確認して準備を整えましょう。
ライブ配信できない原因には、以下が考えられます。
- チャンネル登録者数が50人未満(スマートフォンの場合)
- 配信者の年齢が16歳未満
- チャンネルで過去90日以内にライブ配信に関する制限を受けた
- デバイスのOSが古い(Android 8.0未満、iOS 8未満など)
そのほかにも配信途中で不具合があった場合は、インターネット環境の問題だったり、YouTube自体の問題だったりするため、原因に合わせて対処しましょう。
ここからは、YouTubeライブ配信のやり方・手順を紹介します。
PCでの配信手順
パソコンからYouTubeライブ配信をする手順は以下の通りです。
- YouTubeにログイン
- 「作成」→「ライブ配信を開始」をクリック
- 初回は本人確認(最大24時間かかる)
- 配信設定でタイトルや公開範囲を入力
- カメラとマイクを選択
- 「配信開始」をクリック
パソコンからの配信は登録者数の制限がなく、初心者でも比較的簡単に始められる方法です。
安定したネット環境があれば問題なく配信できます。
スマホでの配信手順
スマートフォンからYouTubeライブ配信を行う手順は以下の通りです。
- YouTubeアプリを起動
- 画面下の「+」ボタンをタップ
- 「ライブ配信を開始」を選択
- タイトルや公開範囲を入力
- カメラ・マイクを確認
- 「配信開始」をタップ
スマートフォンから配信するにはチャンネル登録者数50人以上が必要です。
外出先でも配信できる利点があり、手軽さが魅力ですが条件をクリアしていないと利用できません。
エンコーダー配信の手順
エンコーダーは、映像や音声データを配信用に変換するソフト・機材のことです。
これを使うことで、画面切り替えやテロップ挿入など高度な演出が可能になります。
エンコーダー配信の手順は、以下の通りです。
- OBS Studioなどの配信ソフトをインストール
- パソコンにウェブカメラやマイク、ヘッドセットなどを接続する
- YouTubeの「配信設定」でストリームキーを取得
- ソフトに配信用URLとストリームキーを入力
- 映像や音声、シーンを設定
- 「配信開始」をクリック
エンコーダー配信は自由度が高く、ゲーム実況や複数画面を切り替える本格的な配信に適しています。
初心者には少し難易度が高いですが、本格的な配信を目指すならぜひ活用したい方法です。
YouTubeライブ配信で収益を得るための条件
YouTubeライブ配信では、条件を満たすと収益を得ることも可能です。
ここでは、収益化の仕組みや条件、そして収益の目安について詳しく解説します。
YouTubeライブ配信の収益化の仕組み
YouTubeライブ配信で得られる収益にはいくつかの方法があります。
代表的なのは投げ銭と呼ばれる「スーパーチャット」や「スーパーステッカー」、「チャンネルメンバーシップ」「広告収益」などです。
視聴者が配信中に送るスーパーチャットやスーパーステッカーは、配信者に直接的な収益となり、メンバーシップに加入してもらうことで継続的な収益も見込めます。
ライブ配信は視聴者とのリアルタイムな交流が魅力で、ファンの応援を収益につなげやすい点が大きな特徴です。
YouTubeライブ配信の収益化の条件
YouTubeライブ配信で収益化するには「YouTubeパートナープログラム(YPP)」への参加が必須です。そのためには以下の条件を満たす必要があります。
- チャンネル登録者数が500人以上
- 直近90日間にアップロードした有効な公開動画が3本以上
- 直近12ヶ月間の有効な公開動画の総再生時間が3,000時間以上、または直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が300万回以上
- YouTubeのチャンネル収益化ポリシーに準拠している
- Googleアカウントで2段階認証プロセスがオンになっている
- 18歳以上
これらを達成するとライブ配信でのスーパーチャットやメンバーシップ機能が解放されます。
特にライブ配信の収益化を目指す場合、まずは登録者数と再生時間をクリアすることが重要です。
また、広告収益の場合は以下の条件をクリアする必要があります。
- チャンネル登録者数が1,000人以上
- 直近12ヶ月の有効な公開動画の総再生時間が4,000時間以上、または直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が1,000万回以上
それぞれの必要条件を理解したうえで、自分に合う収益方法を選択しましょう。
YouTubeライブ配信の収益の目安
YouTubeライブ配信で得られる収益は配信内容や視聴者数によって大きく異なります。
スーパーチャットの場合、100円〜数万円までと幅広く、人気配信者では1回の配信で数十万円を得るケースもあります。このうち配信者に還元されるのは70%、30%はYouTubeの手数料です。
広告収益は再生回数に依存し、再生数1回あたり0.1〜0.7円が目安とされています。
また、メンバーシップでは月額課金で安定収益を確保できるため、収益を安定させるには、継続的に視聴者を増やし、ファンとの関係を築くことが重要です。
YouTubeライブ配信はトーク力も大切!
YouTubeライブ配信では、まず機材や配信環境を整えることが大切ですが、視聴者を引き付けるための「トーク力」と「企画力」も欠かせません。
ライブ配信は編集ができないため、その場の雰囲気を盛り上げ、コメントに反応しながらテンポ良く進行するスキルが求められます。
また、長期的にファンを増やすためには、企画を練り、構成力を高めることも重要です。
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ライブ配信で継続的に活躍するために、専門的かつ実践的なノウハウを効果的に身に付けられることは大きなメリットと言えるでしょう。
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YouTubeライブ配信のやり方を理解して配信を成功させよう!
YouTubeライブ配信は、必要な機材や手順、収益化の条件を理解して取り組むことで、誰でも成功を目指すことは可能です。
大切なのは配信環境を整えるだけでなく、トーク力や企画力を磨き、視聴者を楽しませる工夫を続けることです。
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