リズム感とは？リズム感がない人の特徴や鍛える方法を紹介

作曲や歌など、音楽の表現活動において欠かせない要素の一つが「リズム感」です。

「自分にはリズム感がない」と感じている方も多いかもしれませんが、リズム感は生まれつきのものではなく、トレーニングによって鍛えることができます。

この記事では、リズム感の基礎知識やリズム感がない人の特徴、効果的な鍛え方やトレーニングのコツなどを紹介します。

リズム感とは

リズム感とは、音楽のテンポやビートを正確に感じ取り、それに合わせて身体を動かしたり声を出したりする能力のことです。

例えば、一定のリズムで手を叩く、楽器を演奏する、歌をテンポ通りに歌うといった動作に深く関係しています。

リズム感があると、音楽をより自然に表現できるようになるため、ボーカルや楽器の演奏、ダンスの上達に欠かせないスキルと言えるでしょう。

リズム感は遺伝や生まれつきのもの？

リズム感は「生まれつきの才能」ではなく、後天的に習得できるスキルです。

現在、「リズム感がない」「うまくリズムが取れない」と困っていても、適切なトレーニングを積めば十分に向上させられます。

例えば、メトロノームやリズムアプリを使った練習や音楽に合わせて手を叩く練習などを継続すれば、少しずつリズム感が養われるでしょう。

リズム感がない人の特徴

リズム感がないと感じる人には、いくつか共通した特徴があります。

ここでは、リズム感がないと言われる人の、代表的な特徴について解説します。

リズムを一定にキープできない

リズム感がない人に多いのが、一定のテンポでリズムを保つのが難しいという点です。

手拍子をしても速くなったり遅くなったりしがちで、音楽とズレてしまいます。
これは、テンポを感じるのが難しかったり、リズムに合わせることを意識してしまい、翻弄されてしまったりすることが大きな要因です。

歌い出しがズレる

リズム感がないと、曲の入りや歌い出しのタイミングを誤って早く入ったり、逆に遅れたりすることがあります。

この場合、歌詞やメロディーを覚えるだけでなく、曲のリズムやビートに意識を向けることが、改善のポイントになります。

単調的な歌い方

リズム感がないと、リズムに合わせようと必死になってしまい、抑揚がなく単調な歌い方になりがちです。

リズムを感じ取れないと曲やリズムの緩急・強弱を表現することが難しくなり、聞き手にとっても平坦な印象を与えてしまうでしょう。

リズム感を鍛える方法を紹介

リズム感は意識的なトレーニングを積むことで、誰でもリズム感を向上させられます。

ここからは、リズム感を鍛える練習法を紹介します。

自分のリズム感レベルを診断・テストする

リズム感を鍛える第一歩は、自分の現在のレベルを知ることです。

Webサイトやアプリ、YouTubeには無料で利用できるリズム感診断やテストがあり、簡単にチェックできます。

ゲーム感覚で取り組めるものが多いため、まずは挑戦してみると良いでしょう。

表拍に合わせて手を叩く

リズム感を鍛える基本的な方法として、「表拍（ビートの頭）」に合わせて手を叩く練習があります。

「1・2・3・4・」のリズムであれば数字の部分が表拍となり、テンポ良く手を叩くことでリズムを取りやすい方法です。

練習の際は、メトロノームやスマートフォンのリズムアプリを活用すると、テンポを正確に保ちやすくなるでしょう。

裏拍に合わせて手を叩く

表拍に慣れてきたら、次は「裏拍（拍と拍の間）」に合わせて手を叩く練習にチャレンジしましょう。

裏拍は「1・2・3・4・」の「・」の部分を指し、より高度なリズム感を養うのに効果的です。慣れないうちはゆっくりのテンポで練習すると良いでしょう。

表と裏の両方を意識して叩けるようになると、リズムの幅が広がり、音楽表現の質も向上します。

好きな曲に合わせてリズムをとる

リズム感を養うために継続的なトレーニングを行うには、自分の好きな曲を選ぶことも大切です。

曲のテンポに合わせて手を叩いたり足踏みをしたりすることで、自然とリズム感が鍛えられます。

同じ曲でも表拍、裏拍を意識して聴きながら取り組むと良いでしょう。

リズム感トレーニングをする際のコツ

リズム感を効率良く鍛えるには、正しいトレーニングだけでなく「取り組み方」も重要です。

日常に自然にリズムを取り入れることや、練習する曲への理解を深めることが、スキルアップへの近道になるでしょう。

日常生活に取り入れる

リズム感を鍛えるには、特別な時間を作らずとも日常生活のなかで意識的にトレーニングを取り入れることが効果的です。

例えば、歩くときに一定のリズムで足を動かす、掃除や料理をしながら音楽に合わせて身体を動かすなど、生活のなかにリズムを感じる瞬間は多くあります。

毎日の習慣にすることで、無理なくリズム感を養うことができ、トレーニングに対する抵抗感も減らせるでしょう。

練習曲を聴き込む

リズム感を向上させるには、練習で使用する曲を「聴き込む」ことが大切です。

単に何度も聴くだけでなく、テンポやビートの取り方、アクセントの位置などリズムを意識して聴くことで、音楽の構造が理解しやすくなります。

繰り返し聴くことで自然とリズム感が身に付き、パフォーマンスの質も向上するでしょう。

リズム感を養うならテアトルアカデミー

リズム感を本格的に鍛えたい方には、テアトルアカデミーの「ON-LABO」がおすすめです。

ボーカルレッスンでは、リズム感をはじめ、呼吸法や発声方法など、パフォーマンスに必要なスキルを総合的に学ぶことができます。

歌手や作曲のプロを目指す方はもちろん、趣味で音楽を楽しみたい方にもぴったりな内容で、段階的なスキルアップが可能です。

テアトルアカデミーには、中学生〜30歳までを対象にした「ON-LABO」と、31歳以上の方向けの「ON-LABO NEXT」があり、年齢や個人のスキルに合わせたレッスンを受けられます。

どちらも充実したカリキュラムと実践的な指導で、初心者でも安心してスタートできるでしょう。

リズム感を鍛えてスキルを向上させよう

リズム感は、日々のトレーニングや意識的な練習によって鍛えられます。

表拍・裏拍に合わせた手拍子や、好きな曲を活用したリズム練習、日常にリズム練習を取り入れる工夫などを実践することで、リズム感を養えるでしょう。

効率的にリズム感を身に付けたい方は、テアトルアカデミーの「ON-LABO」がおすすめです。

プロの指導と充実したカリキュラムで、音楽の基礎を身に付けながらリズム感を向上させられます。

未経験でも安心して学べるため、興味がある方はオーディションにエントリーしてみてはいかがでしょうか。