芸能事務所オーディションを受ける際には、経歴やレッスン歴が記入できるオーディション専用の履歴書が必要です。
この記事では、芸能事務所オーディション用の履歴書とはどんなものなのか、具体的な書き方についても解説します。
芸能事務所オーディション用の履歴書とは?
芸能事務所オーディション用の履歴書は、就職やアルバイトの面接などで提出する履歴書とは異なります。
写真の欄には全身写真とバストアップ写真を貼付する場所があったり、メディアへの出演実績やレッスン歴などを記入する欄があったりするのが特徴です。
オーディション用の履歴書は、ネット通販などで購入可能です。芸能事務所オーディションに応募する際は、履歴書以外にも以下のものを用意しておきましょう。
- ボールペン(消えるタイプはNG)
- 写真(バストアップ・全身の2枚)
- 封筒
また、最近では履歴書ではなく、Web上の応募フォームでエントリーできる芸能事務所も増えています。
オーディション用の履歴書と同じような入力項目があり、紙の履歴書を購入せずに手軽に応募ができるので便利です。
芸能事務所オーディションの履歴書の書き方
ここからは、オーディション用の履歴書の書き方について解説します。
これから芸能事務所オーディションに応募しようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
氏名・住所・連絡先
オーディション用の履歴書には、氏名・住所・連絡先の個人情報を記入します。丁寧な字で、間違いがないように書きましょう。
未成年者が保護者の電話番号を記載する場合は、番号の最後に「(父)」など、誰の連絡先なのかを書いておくと親切です。
スリーサイズ
オーディション用の履歴書には、スリーサイズを記載する欄があります。
スリーサイズとは、バスト・ウエスト・ヒップのことです。ここは見栄を張らずに、正確な数値を記載しましょう。
嘘をついたことがバレれてしまうと、印象が悪くなってしまうので注意してください。
学歴・経歴
社会人がオーディション用の履歴書を書くときは、高校生以降の学歴を記入しましょう。
学生の場合は、「〇〇大学〇〇学部〇〇学科 在学中」「〇〇県立〇〇高等学校 卒業見込み」など、現在の状況を記入します。
ダンススクールや専門学校に通っている場合も同様です。就職やアルバイトなどの経験がある場合は、職歴についても記入しましょう。
志望のジャンル
オーディション用の履歴書には、志望のジャンルを記入する欄があります。
女優・俳優・モデル・歌手・バラエティタレントなど、芸能界にはさまざまなジャンルがあるので、どんな仕事に興味があるのかを書いてアピールしましょう。
写真
写真は、書類選考の合否を大きく左右すると言われています。
オーディション用の履歴書には、全身とバストアップの2枚を貼付するのが一般的です。
万が一、剝がれてしまっても誰の写真なのかが分かるように、裏面に氏名を記入してから履歴書に貼り付けましょう。
免許・資格
オーディション用の履歴書には、以下のような保有している免許や資格を記入する欄もあります。
- 運転免許
- 英検
- 漢検
- TOEIC
- 教員免許
- 柔道の段位
- 書道の段位 など
国家資格でも民間資格でも、保有しているものは何でも記入してOKです。
免許や資格は、面接で話題を広げるための武器になります。
好きな芸能人・趣味・特技など
趣味や特技、好きな芸能人などを記入する欄は、自分らしさをアピールするチャンスです。
空欄にしておくのはもったいないので、積極的に記入しましょう。
趣味・特技として歌やダンス、モノマネなどを記入すると、オーディションの面接で「見せてほしい」と言われることがあるので、嘘を書くことはNGです。
芸歴・レッスン歴
オーディション用の履歴書には、芸歴やレッスン歴を記入する欄もあります。
過去に芸能活動をした経験がある、ダンススクールでレッスンを受けていたことがあるなど、芸歴やレッスン歴がある場合は記入しましょう。
もちろん、ない場合は「なし」と記入しても印象が悪くなるということはありません。
志望動機
志望動機の欄には、「なぜオーディションを受けようと思ったのか」「なぜその芸能事務所に入りたいのか」を、具体的なエピソードを添えて記入できると好印象です。
オーディションに合格したらどんな芸能人になりたいのかなど、今後のビジョンについても記入しましょう。
自己PR
オーディション用の履歴書では、自己PR欄も重要です。自分の強みや魅力についてじっくりと考えて、文章にしてみてください。家族や友人に自分の印象を聞いてみるのも良いでしょう。
オーディション用の自己PRは、「自分の強みを芸能界でどう活かせるのか」という視点で書くのがポイントです。
家族構成
オーディション用の履歴書には、親や兄弟姉妹など、家族構成について書く欄があります。
大学生などで1人暮らしをしている場合は、実家の家族について記入しましょう。
保護者の同意(未成年者のみ)
未成年者が芸能事務所に所属する場合は、保護者の同意が必要です。
そのため、オーディション用の履歴書にも保護者同意欄が設けられています。もちろん内緒で代筆するのはNGです。
芸能人を目指したい気持ちを保護者に説明して、認めてもらいましょう。
芸能事務所オーディション用の履歴書でよくある疑問
続いては、芸能事務所オーディション用の履歴書に関してよくある疑問に回答します。
オーディション用の履歴書の送り方は?
オーディション用の履歴書は、大きめの封筒に入れて送りましょう。
履歴書には写真も貼付しているので、できるだけ折らずに入れるのが望ましいです。送る際に折れ曲がらないようにクリアファイルに入れておくのがおすすめです。
宛名には芸能事務所の住所と名前を書き、赤字で「履歴書(応募書類)在中」と記載します。
そして、裏面には自分の住所と名前を書いておきましょう。
履歴書は手書きじゃないとダメ?
最近はWeb応募可能な芸能事務所も多いので、オーディション用の履歴書は必ずしも手書きである必要はありません。
しかし、せっかく郵送で履歴書を送るのであれば、手書きにしたほうが自分らしさや個性が伝わりやすくなるでしょう。
ただし、乱雑に書かれた履歴書は印象が悪くなります。丁寧に書くことを意識してください。
間違えたら修正液・修正テープを使っても良い?
履歴書に修正液や修正テープを使うことは、一般的にNGとされています。
間違えてしまったときは書き直したほうが印象が良いでしょう。
スマホで撮った写真で応募できる?
オーディション用の履歴書に貼付する写真は、スマホで撮った写真をプリントアウトしたものでもOKです。
ただし、アプリで顔や体型を加工するのは避けましょう。加工された写真は本来の姿が分からず、不合格となる確率が高まるので注意してください。
合否の連絡はどれくらいでもらえる?
書類審査にかかる期間は、芸能事務所によって異なります。
一般的には、オーディション用の履歴書を郵送してから合否の連絡が来るまで、1週間~1ヶ月程度が目安です。
合格した場合のみ二次審査の連絡が来るケースが多いので、1ヶ月以上連絡がない場合は念のためオーディションを受けた芸能事務所に確認してみましょう。
芸能事務所オーディションの第一歩!履歴書はこだわって書こう
芸能事務所に応募する際に使用するオーディション用の履歴書は、就職やアルバイト用の履歴書とは異なります。
芸能界を目指す第一歩とも言える大事な書類なので、自分らしさや熱意が伝わるようにこだわって書くようにしましょう。
特に、志望動機や自己PR、好きな芸能人や趣味・特技などは、二次審査の面接に進んだときに会話を広げるための材料になるので、空欄のままにせずしっかりと記入するようにしてください。
最近では、履歴書不要・Webからのエントリーが可能な芸能事務所も増えています。
例えば、大手芸能事務所テアトルアカデミーのオーディションは、Webからも簡単にエントリーできます。参加無料なので、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。