2020/07/01

さんねんめのK:一家に一冊 季語辞典

おはようございます!

 

自分の方向感覚に自信がなさすぎて道に迷いそうなときはできるだけ早い段階で駅員さんに尋ねるようにしているのですが、東京では「ここからだと南通路西改札から出ていただいて東口(北)の方に歩けばありますねー」みたいな事案が多すぎて心が折れかけている方のKです。

 

ひと息で全方位を口にする道案内があっていいのか(駅員さんいつもありがとうございます)

 

 

さて、道に迷うといえば『俳句ウォーク』ですよね。

 

皆さまご存知かと思いますが念のためざっくりと概要を申し上げますと、
「中学卒業を記念して、俳句を詠みながら隣の市の端っこあたりまで半日かけて歩こう。
そして俳句を詠みながら戻ってこよう。」
というナウでヤングでトレンディーなイベントです。
またの名をクレイジー散歩(往復40km)。
わびもさびもあったもんじゃないですね。

 

てっきり日本全国の誰もが中学3年生で経験する三大イベントのひとつだと思い込んでいたのですが
(残りのふたつは卒業式と部活の引退試合)、
聞くところによると余裕でKの母校独自の文化だったようです。
せめて市単位のイベントであってほしかった。

 

果たして思春期真っ盛りの中学3年生の心に一日松尾芭蕉体験は響くのかという疑問もありますが、
当時のKはかなり楽しんで参加した記憶があります。

 

まだ寒い時期の海に少しだけ手をつけてみたり、
一面の菜の花畑にテンションが上がったり。
携帯の持ち込みは禁止だったので目に焼き付けて帰るしかなかったんですよね(句を詠め)

 

 

肝心の俳句については当日中に結構な数を提出する必要があり、特に松尾芭蕉ではない我々は大変苦労したものです。
(正岡子規の育った街 松山育ちとしては、ご自宅で柿なんかを食べながらなんかの方が良い句を詠めたのではないかという気持ちがないといえば嘘になります)

 

おかげさまで大人になった今でも素敵な風景を前にすると
「俳句を詠まなきゃ…」みたいな衝動に突き動かされることがあります。
実際に詠んだことはないですが。

 

 

さて、いろいろと落ち着いてきた今日この頃。
これまでの日常に戻りつつあるなあと感じる反面、
今こそ人里を捨てて山に篭るときかな?と思わざるを得ない出来事も増えてきました。
人間は霊長類で天下とった気でいる場合ではない。

 

日々は忙しなく過ぎていってしまいますが、
たまにはゆっくりと季節を感じる時間を作りたいですね。

 

 

 

ちなみに素敵な風景とはどういうのかというと
こういうのです。

 

 

 

みんな大好きタコさんウインナー(ザクロ)。

 

皆さまこの画像で一句できたら教えてくださいね。
大喜利ではありません。